はじめに
7/25(土)の大吉祥寺.pmに参加してきました!
「大」井町で開催される「吉祥寺.pm」なので大吉祥寺.pmです。納得ですね。
(毎年使用していた吉祥寺の会場が大規模改修工事中のため👷)
今年の大吉祥寺.pmのテーマは「かわるもの、かわらないもの」。めまぐるしく変化していく世の中で、改めて変わっていくものと変わらず在り続けるものについて、様々な視点での発表がされていました。
熾烈な参加者枠競争
実は参加が確定したのは、なんと本編前日の夜。というのも大吉祥寺.pmは毎年人気すぎて、200〜300枠あるのにすぐに埋まってしまいます。募集開始された当時、私はあろうことかタイ一人旅の真っ最中でして、帰国して慌てて申し込んだ頃にはもう補欠の60番目とかでした。
こーれはさすがに繰り上がらないだろうな...と思いながらも、毎日connpassを見続け、一応7/25のスケジュールを空けておいたのが功を奏しました。
七夕に祈った甲斐がありましたね🎋
▼私よりも早く繰り上がりに気付いてくれた主催者のMagnoliaさん
印象に残ったセッション
途中で持ち前の偏頭痛が発動し離脱してしまったため、LT以降は残念ながら見れておりません(LTとナカミチさんの大トリ、めちゃくちゃ楽しみにしてたのに😭😭)。今後アーカイブが公開されるとのことなので、そちらを楽しみに待っています!
「分割統治できない世界の歩き方」 by HISAHIRO TSUKAMOTO
メンタルモデルやシステム思考の話が好物なので、個人的にすごくのめり込んで聞いていたセッションです。
考えてみれば確かに、分割統治1と還元主義2的なアプローチを毎日無意識的に繰り返してばかりで、その無意識が枷になっているとは思いもしませんでした。「還元主義によって起きている問題を、還元主義によって解こうとしていないか?」という問いには、うっ...となりましたね。
日常的に構造化を求められる職業であるエンジニアなら尚更、分割と還元による成功体験も多いはず。自分も正直そうなだけに、自分の思考パターンに気付くきっかけとなったこのセッションは、聞けて本当に良かったです。
時間の関係でどんどん飛ばされていくスライドの一枚一枚が惜しかったので、ゆっくり時間をかけて熟読させていただこうと思います。
「変わらないものが、変わるものを決める — 全ての意図を残す意図駆動開発、データは追記のみのイベントソーシングと全てはイミュータブルに向かう」 by Tomohisa Takaoka
私にとってのイベントソーシングは、概要はなんとなく知ってるけど深く勉強したことはない、くらいの距離感のものだったので、知識が深まった非常に楽しいセッションでした。
過去を上書きできないからこそ新しく追加しやすい、壊れにくいプロダクトを作ることができるという内容を話されていました。プログラミングの世界において「修正に閉じ、拡張に開く」は有名な原則ですが、変更を追加として扱うイベントソーシングの思想は、この原則と非常に相性が良さそうですよね。よりイベントソーシングをやってみたくなりました。
ただ、やはりデータ量の問題や慎重な設計が必要になるイメージはあったので、そこはどう折り合いをつけていくのかはずっと気になっていました。Takaokaさんは「全てを記録するのではなく、ユーザーの意図が含まれる決定を残す。意図を残すのがイベントソーシングだ。」と話し、ADR(Architecture Decision Record)にも触れられていました。そこの取捨選択は慣れるまで難しそうではありますが、上手くできたらとても気持ち良さそう。
ちなみにイベントソーシングは歴史を辿ると、シュメール人まで遡れるらしいです。面白すぎる。久しぶりに聞きましたシュメール人。
単なる履歴主義として見えがちなイベントソーシングですが、「消して置き換える世界で失われるのは、単なるデータではなく、後から問いに変える力。消さない設計は、未来の自分に辿れる地図を残すこと。」というTakaokaさんの言葉が刺さった、素敵なセッションでした。
その他、個人的に面白かったセッション
- 「そこに3びきプロダクトがいるじゃろう——生成AI時代における“価値が届かない理由”の構造」 by Kosuke Takahara
- ちょくちょく思い出したようにオーキド博士になるTakaharaさんと、サトシの俺たち
- 自分も最近転職して、選考先を独自基準のスプシで管理していたので、これをサービスとして展開する手があったか!と思った
- 「変なものを作ろう:PHPで実装したIPルーターはどこまで速くなるのか」 by 市川
- 市川さん恒例(?)のPHPで実装してみたシリーズ
- 面白すぎて、スポンサーLTであることを途中まで忘れていた
- 「小さな開発会社がAI時代に生き残るために 」 by polidog
- "カレーなんて誰でも作れるのになぜカレー屋は繁盛しているのか?"という問いにハッとさせられた
- AIがあるとはいえ、作れると作りたいは別だよね
大吉祥寺.pmへの想い
私がなぜ休日をギリギリまで空けておくほど大吉祥寺.pmに行きたかったかというと、大吉祥寺.pmには並々ならぬ恩と思い出があるからです。というのも、私は3年前の大吉祥寺.pmで外部登壇デビューを果たしており、今の私があるのは紛れもなく大吉祥寺.pmのおかげなのです。
詳しくは愛を綴ったこのブログがあるので読んでほしいのですが、大吉祥寺.pmは間違いなく私の人生を変えたイベントの一つです。今でこそカンファレンス参加したり、スタッフしたり、たまに登壇したりするのが趣味になりましたが、大吉祥寺.pmに出逢う前の私はもっと技術恐怖症でした。
なのに去年・一昨年とどうしても大吉祥寺.pmに参加できず、悔しい思いをしていたので、今年こそ!!という思いでいました。
そして久しぶりに参加できて感じましたが、やっぱり大吉祥寺.pmはあたたかい。居心地が良いというか、本当に素敵なカンファレンスだなと思います。すどうさんのブログでも、
大吉祥寺.pmでは、何かが始まる。
と書かれていましたが、まさ何かが始まり、何かが繋がり、影響しあって新たな何かが生まれていく場だと改めて感じました。
さいごに
登壇者の皆様、運営・スタッフ・スポンサーの皆様、今年も素敵なカンファレンスをありがとうございました🙇♀️
実はこれが転職してから初めての、つまりエンジニアからプランナーにジョブチェンしてから初めてのカンファレンス参加で、まだ楽しめる自分でいるのか少し不安ではあったのですが、全く問題なく一日楽しむことができました(体調以外は!!)。
connpassの「大吉祥寺.pmとは?」にもある通り、
次第に参加者の多様性が広がり(中略)「それぞれが発表したいことを自由に発表できる場」に変わっていきました。発表枠は毎回必ず全て埋まり、常に新しい人が参加し続け、毎回全く違う発表が行われる、数あるテック系勉強会の中でもユニークなイベント
なのだと、前回の参加とは職種が変わった自分だからこそ痛感しました。
また、嬉しかったのでここに記録してしまうのですが、会うたびに3年前の大吉祥寺.pmでの登壇を誉めてくださる武田さんとランチご一緒させていただきました。そこでエンジニアの最前線を離れた不安を話したところ、「エンジニア力って、突き詰めると複雑なものを構造化する力だと思う。これはエンジニアじゃなくてもプランナーでも磨ける。焦りは良い燃料にしながら、焦りすぎないこと!」という、前を向ける言葉もいただきました。武田さん、ありがとうございました!
そんな素敵なコミュニケーションも生まれる大吉祥寺.pm、来年は「吉祥寺で開催される大吉祥寺.pm」に戻るのでしょうか。わかりませんが、来年も楽しみにしています🙌
"集うたび 誰かの言葉 火を起こす"
ありがとうございました!!