この記事はVCIアドベントカレンダー2020の参加記事です
内容を三行で
- できる範囲でやりたいことを実現しよう!
- 今回はunityでの設定でできないことをご紹介します。
- 3つに分けたので今後の記事も参考にしてね
敵を知り己を知れば百戦殆うからず
ネガティブなことを言うなと言われるかもしれませんが、何ができないか予め把握した上で、やりたいことを実現する方法を考えましょう。じゃないと、時間をかなり無駄にしてしまうこともあるので目を背けてはいけないと思います(百敗くらい)。ここではunity上の設定でできないことを紹介します。VCIの仕様でできないことや、スクリプトについては後で別の記事で触れたいと思います。
unity基本編
- シェーダー芸
- マテリアルのうちいくつかの設定
- 光源
- 影を黒くする
- ベイク
- メッシュコライダー
シェーダー
VCIで使えるシェーダーは、Standard, unlit, Mtoonの3つだけです。筆者は初心者のうちは色々試しては出力してを繰り返して時間をたくさん無駄にしてしまいました。もちろん自作も✕です。基本的にC#を書かなければいけない系統の設定は受け付けてくれません。
マテリアルのうちいくつかの設定
マテリアルではいくつもの設定がありますが、いれても意味のないものも結構あります。
というかunity上ではできるのにいざVCIにすると効いてなかったりするので、見えるもの全部が使えるとは思わないほうがいいです。
まず全体的に、mipmapは効いてないっぽいです。
secondary Mapsは効いてないようです。
shade colorは識者の反応からして、変わった挙動をしているよう(詳しくは「影を黒くする」の項目参照)
他にも効いてないものが結構あります。逐一確認したほうがいいでしょう
光源
アイテムに光源入れられません。現在は基本的に一方向のみのDirect Light(アイテムで調光可)と環境光(調整不可)しかありません。MIKU LAND GATE(beta)などで点光源が入ってたことなどはありましたが、そういう特別な場合を除いて、ユーザーが弄れるところにはおりてきてません。
もし照明効果を得たければテクスチャでやるしかありません。
影を黒くする
また、その調整ができないためもあってか、shadeに真っ黒を設定しても影が全然暗くなりません。
環境光は消せないため、アルベドやメタリックなどをどう調整しても影が深い黒になるようなものは作れません。もちろん影を落とすのも無理です。環境光の調光なしで将来的にベイクに対応ということなので、もしかしたらサーバーにアップロードした時点でベイクされているのかもしれません。
これが
こうなる
これを知らないとアップロードしたあとにやけに白くなって色の調整に四苦八苦します。指定した色は出ないし、スタジオなのに照明効果が全然使えません。
広瀬すずもびっくりです。
ベイク
VRCと同じノリでベイクをいれたくなるかと思いますが、unityでのいわゆるベイクには対応していません。深みのある表現をしたければやはりテクスチャをなんとかしないといけないです。コチラは今後対応予定とのことで、期待して待ってます。
メッシュコライダー
使えるコライダーは、sphere,capsule,boxだけです。メッシュコライダーは入っているとエラーが出て出力ができないです。何故か出力できないとなったらた勝手に入ったのを消し忘れたとかたまにあるので注意しましょう。