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CML2を使いこなす。(その6:CML2のアップグレード)

Last updated at Posted at 2021-06-06

はじめに

先日CML2がバージョンアップされ、2.2.1となりました。

どうせなら新しいバージョンを使ってみたいということで、現在使用中のバージョンから2.2.1にバージョンアップしてみた際のアップグレード方法を記載します。

アップグレードの流れ

以下公式ドキュメントのアップグレード手順に沿って実施します。

今回は以下のバージョンからのアップグレードとなります。

旧バージョン 新バージョン
CML-Personal 2.1.2 CML-Personal 2.2.1

基本的な流れとしては、アップグレード用RPMをダウンロードして適用するだけとなります。

併せてベースOSのアップグレードも行うことができますが、私が実施した環境ではアップグレード後、Cockpit画面でJavaScript関連の問題が発生したため、気になる方はOSアップグレードは控えたほうが良いかもしれません。

【CML2アップグレード】

  1. アップグレード用RPMパッケージのダウンロード
  2. RPMパッケージのアップロード(CML Dashboard)
  3. CML2アップグレード(Cockpit)
  4. CMLパーソナルライセンスの修正(Cockpit)

【ベースOSアップグレード】

  1. virl2.targetの停止(Cockpit)
  2. OSアップグレード(Cockpit)

CML2のアップグレード

CiscoのページからCML2のをダウンロードするため、CML2を購入した際に使用したCiscoのアカウントは事前に準備しておいてください。

アップグレード用RPMパッケージのダウンロード

Ciscoのページにログインして、The Cisco Learning Network StoreMy Accountからダウンロード画面に進み、以下よりアップグレード用RPMパッケージをダウンロードします。

capture_05062021_172435.jpg

RPMパッケージのアップロード

CML DashboardよりTOOLSUpgrade Systemを選択します。

capture_05062021_171307.jpg

Upload new RPM fileの添付マークをクリックし、先ほどダウンロードしたアップグレード用RPMファイルをアップロードします。

capture_05062021_171343.jpg

アップロードが完了したら、Cockpit画面から適用するため、以下URLを入力するか、画面に表示されているusing CockpitをクリックするとCockpit画面に進みます。

https://[IPアドレス]:9090/

CML2アップグレード

管理者ユーザでCockpit画面にログインします。

capture_28032021_172927.jpg

左ペインのCML2より、Controller Software UpgradeUpgrade Controllerを選択してCML2をアップグレードします。

capture_05062021_172209.jpg

アップグレードが完了したら一度画面を更新して、再度Controller Software UpgradeからFinish Upgradeをクリックしたらアップグレード完了です。

capture_05062021_172959.jpg

CMLパーソナルライセンス問題の対処

CML2のパーソナル版を使用している場合、アップグレードを行うと、ライセンス画面で以下の様な画面が表示された後、プロダクトを選択してもSAVEできない状態となるようです。

capture_06062021_130436.jpg

capture_06062021_130502.jpg

そのため、Cockpit画面の端末より、以下対処を行います。

パーソナルライセンス問題の対処
sudo -E -s
echo "CML_Personal" > /var/local/virl2/smart/product.txt
chmod 644 /var/local/virl2/smart/product.txt
chown nginx:nginx /var/local/virl2/smart/product.txt

設定後、再起動すればライセンス画面で上記の問題が解消されるはずです。

ベースOSのアップグレード

ドキュメント上はベースOSのアップグレードも推奨されているため、併せて実施します。

但し、前述の通り、私の環境ではOSアップグレード後、Cockpit画面でJavaScript関連の問題が発生したため、気になる方はアップグレードを見送ったほうが良いと思います。

virl2.targetの停止

アップグレード前に、Cockpit画面のサービスからTargetsを選択します。

capture_05062021_173654.jpg

virl2.targetを選択し、画面右の選択ボタンをクリックすると、「停止」が表示されるため、停止します。

capture_06062021_124926.jpg

OSアップグレード

ソフトウェア更新」の「すべてのアップデートをインストール」をクリックするとOSアップグレードが開始されるため、しばらく待ちます。

途中で画面のセッションが切れるため、切れたら再度ログインしなおしましょう。

capture_05062021_173830.jpg

ログインしなおすと「システムの再起動」ボタンが表示されるため、再起動します。
画面右上に「問題が発生しました」と表示されていますが、再起動で回復する問題であれば、再起動後は正常となるため、そのまま再起動して問題なければ終了です。

capture_05062021_175035.jpg

おわりに

CML2のアップグレード自体は簡単にできますが、OSのアップグレードまで行う場合は、事前にバックアップを取得するなど行っておいたほうが良いと感じました。

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