はじめに
前回、NASで使っていたHDDが1本使えなくなってしまい、新たにNATとHDDを購入して旧NASのデータをQNAPのRTRRで移しましたが、使えなくなったHDDを捨てるにしてもフォーマットくらいはやっておきたいなぁと思い、色々とやってみた結果を残しておきます。
使えなくなったHDDをチェックする。
ひとまず元々のNASから使えるHDDを取り外し、使えないHDDのみ取り付けて起動・・・してみるもののゴリゴリ音がするだけで起動せず。
NASの管理画面に入れれば確認くらいはできるかと思いましたが、結局確認できませんでした。
認識させるための作業開始
まぁ、ダメ元なので他のことをやりつつ片手間で色々と試してみます。
Linuxでの確認
デスクトップマシンに使えなくなったHDDを繋げて、雑誌のおまけで付いてきたブータブルDVDで起動してみる。
デバイス操作はLinuxのほうが慣れているのと、デバイスが見えればコマンドからローレベルフォーマットがかけられるので、起動してみるもののLinux起動途中でフリーズしたりする。
なんとなく、使えなくなったHDDにアクセスしようとしてもアクセスできずにフリーズしているような感じがする。
何度か再起動を行い、無事起動してきたので、fdisk
コマンドで早速デバイスを確認・・・したものの、使えなくなったHDDのデバイス名は表示されませんでした。残念。
Windowsでの確認
LinuxのブータブルDVDを抜き、Windowsを起動し確認してみる。
まぁ、やっぱり見えないかな・・・と思ったところ、どういうわけか、Dドライブとして認識されている!
認識されているならフォーマットかけられるか?と思い、「ディスクの管理」からディスクを確認し、ひとまず見えているパーティションを削除しようとしたものの、存在しないデバイスが云々言われ失敗。
見えたりすることもあるようなので動作が不安定なことには変わりないようです。
やっぱりフォーマット無理かな〜と思いつつ、デバイスが見えたならどうにかなるのでは?と思い、Windows再起動後、再度パーティションを削除しようとしてみたところ、今度はパーティションが削除できました!
本当はまたLinux側を起動してローレベルフォーマットをかけたいところですが、再起動してまた見えなくなっても困るので、見えているうちにWindowsでフォーマットを実行。
再度Linuxで確認
一度フォーマットかけたので見えるようになるかなと思い、再度ブータブルDVDで起動してみると、今度はきちんと認識されました!
このまましばらく使えそうではありますが、使ったとしても動作音的に長くは持たないかと思うので予定通り以下コマンドでゼロフォーマットをかけます。
dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=256M
ちなみにddの進捗は別ウィンドウで以下コマンドを実行することで進捗状況を確認できます。
pkill -USR1 dd
おわりに
無事ゼロフォーマットもできたので安全に捨てることができました。
ただ、元々使っていたNASも色々といじっていたらNASの電源も故障してしまったようで、起動しようとしても起動できなくなってしまいました。。
常時起動して使っていたのでNASもHDDも寿命だったかな。