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CML2を使いこなす。(その10:ホストマシンへのSSH接続)

Last updated at Posted at 2021-08-21

はじめに

CML2のホストマシンにSSH接続を行うと、以下で紹介した通り、各ラボノードに対してコンソール接続するための操作画面にログインできます。

但し、コンソール接続画面からの操作は各ラボノードにコンソール接続するための操作に限られており、CML2のホスト側OSを操作することができません。

ホストマシンのコンソール画面やCockpitの「端末」画面からsysadminユーザでログインすればホストマシン側のOS操作を行うことはできますが、レスポンスが悪いため、できればSSH接続して操作したい。

ということで今回はCML2のホスト側OSをSSHによるリモート接続経由で操作する方法を紹介します。

CML2のSSHサービス

CML2のホストマシン側のSSHサービスはvirl2-sshd.serviceというサービスで動作しているため、SSHで接続した際には各ラボノードにコンソール接続する画面が開くようになっています。

但し、一般的なsshd.serviceが存在しないわけでは無く、sshd.serviceのコンフィグ情報も/etc/ssh配下に存在します。

そのため、sshd.serviceを起動させることでホストマシンにSSH接続できるようにします。

sshd.serviceの有効化

/etc/ssh/sshd_configのポート設定を確認すると、デフォルトでPort 1122となっていることから、virl2-sshd.serviceとはポート番号が被らないようになっており、SSHによるホストマシンへの接続も想定されているようです。

デフォルトでは起動時に起動しないようになっていることから以下のように起動して使えるようにします。

コンソール画面からのsshd.serviceの有効化

以下コマンドでサービス起動と自動起動の有効化を行います。

コンソール画面からsshd.serviceの有効化
sudo systemctl enable --now sshd.service

Cockpit画面からのsshd.serviceの有効化

サービス」→「System Services」からsshdを選択し、以下「起動と有効化」を選択するだけでサービスの起動と自動起動設定が行われます。

capture_21082021_142609.jpg

ホストマシンへのSSH接続

先ほど起動したsshd.serviceは1122ポートで起動しているため、1122ポートを指定してsysadminユーザでSSH接続します。

以下TeraTermで接続する場合の例。

capture_21082021_143148.jpg

おわりに

ホストマシンのOS側を操作する機会はあまり無いと思いますが、覚えておくとレスポンスが悪いコンソール画面等触らなくても済むため、個人用途で使用するのであれば自動起動の設定にしておくことをお勧めします。

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