はじめに
VIRL2
とも呼ばれるシスコ機器シミュレータのCisco Modeling Labs v2.0
(CML2
)を使っているのですが、うっかりCML2
をインストールしていたホストの仮想マシンを削除したら、再度CML2
を再セットアップしたときにコンプライアンス違反となり使えなくなったため、その時に実施したライセンスクリア方法を紹介します。
CML2とは
簡単に紹介すると、Cisco
が正式に販売しているCIsco機器シミュレータとなり、年額$199(パーソナル版)かかります。
複数台にインストールして使うことはできないため、今回OS再インストールを行ったことでコンプライアンス違反となったんですね・・・
コンプライアンス違反の確認
今回のようにライセンスを解除せずに再インストールしたような場合、CML2の管理画面の中にあるSmart Software Licensing
画面では以下の様にOUt of Compliance
と表示されます。
ステータスがOut of Compliance
の場合、マシンを起動したりできなくなるので、ライセンスをクリアするまで使えなくなります。
ライセンスクリア方法
ライセンスクリア
するためには、CML2
の管理画面ではなく、CiscoのWebサイトから行う必要があります。
ご自身のCiscoアカウント
でログインし、Cisco Learning Network Store
のMy Account
ページから行います。
2.x License
を選択すると上図のようにRegistration Token
が表示されます。
右下のDe-register
を選択して画面説明に沿っていけばライセンスがクリアされるので、後は通常通りにCML2
管理画面のSmart Software Licensing
画面からライセンスを登録すればステータスがAuthorized
となり使えるようになります。
別マシンへのライセンス移行方法
今回のような強制クリアではなく、正式な?移行方法も紹介しておきます。
CML2
の管理画面からTools
→Licensing
のActions
からDeregister
することで、現在登録されているライセンスが解除されるため、あとは移行後のCML2
で通常通りライセンス登録を行えば今回のようなエラーが発生することなく移行できます。
おわりに
CML2
はあまり情報が出回っていないので、同じように困っている方の助けになれば幸いです。