はじめに
初アドベントカレンダーなのですが、お題は特にないとのことだったので、最近組んだ自作PCの自慢をしたいと思います
自作PCを組むときのパーツ選びについてダラダラ書きます。
ちなみに自作PCは3個組んだ程度の経験しかないです。
そもそも、自作PCはコスパが悪い。
自作PCはコスパが悪いです。
何故かというと、
-
あんまり安くない。
- 最近のBTO(※)は優秀なので、自作より安い時もあります。
- 格安で組もうと思えば組めますが。少しこだわると値段に跳ねます。
- 組み立てちょっと大変
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組み立て自体はそんなに難しくないです。ただ、、
- ちょっと手を滑らせただけで、数万のパーツが壊れたりします。
-
組み立て自体はそんなに難しくないです。ただ、、
- パーツ構成を考えるのも時間がかかる。
- 相性が悪いからPCが動かないとかあります。
-
PCの調子が悪い時、メーカーに丸投げ出来ない。
- 最大のデメリット
- パーツ毎に修理は出せますが。。。
※受注生産のこと、指定された範囲から好きなパーツを選ぶ方式
なので
機械いじりが嫌いではなく
パーツの構想を練ることが楽しく
壊れたら、しょうがない自分で直すか、、、
みたいな人にしかお勧め出来ません。
メリットは?
ボロクソに書きましたが、自作PCにもメリットはあります。
- 自分好みの構成で作れる。
- BTOより自由に構成できます。
- このケースが使いたいとか、最新のCPUで作りたいとか
- BTOでカスタマイズする場合、自作PCの方が安かったり。
- BTOより自由に構成できます。
- パーツが使いまわせる。
- 楽しい
楽しい
ここまで前置き
ここから、主要なパーツごとのポイントをダラダラ書いていきます。
間違い等あれば、指摘して頂ければ幸いです。
CPU
PCの頭脳と呼ばれるパーツです。
基本的にほとんどの計算をCPUが行っているため、性能に直結するパーツと言えます。
CPUによって、使えるパーツが大きく変わってくるので、最初に決めるパーツになると思います。
※画像中央の白い四角がCPU、商品名はRyzen9 3900X
ポイント
Intel? AMD?
CPUは大きく分けて2種類あります。
IntelのCPUとAMDのCPUです。
どちらが良いかといえば、ぶっちゃけ好みです。
何が違うかといえば、対応するマザーボードの種類くらいです。
あとは、AMDのCPUはグラフィック機能が付いてないものが多いので、(※)GPUが必要になることがあります。
ただ、逆にAMDのCPUはIntelと性能比で安くなる傾向にあるので、結局好みかなという感じです。
※Ryzenの第三世代はGPUが必須、Intelにもグラフィック機能が付いてないのもあります。
性能
ザックリ目安です。
※モデルナンバー、プロセッサーナンバーについては省きます。
-
Officeとブラウザが動けばいい程度の、安いPCを組む場合 (~1万円ちょっと)
- Pentium(Intel)、Athlon(AMD)、Celeron(Intel)
-
ゲームがしたい、コスパのいいPCを組みたい 場合(1万5千~3万円)
Core i3(Intel)、Ryzen 3(AMD)
Core i5(Intel)、Ryzen 5(AMD)
・動画編集とか、4Kでゲームがしたい場合 (4万~5万円)
Core i7(Intel)、Ryzen 7(AMD)
・とりあえず、イイモノを (6万~14万円)
Core i9(Intel)、Ryzen 9(AMD)
※必要なメモリ、GPUその他パーツがそろっている前提です。
GPU
映像出力に特化したパーツです。
無くても動きますが、CPUに内蔵グラフィックがない場合(画面出力がしたければ)必要になります。
価格はCPUと同じく数千円~数十万円とピンキリです。
ゲームをしたり、機械学習をしたり、高画質動画を編集するときに活躍します。
用途によっては、一番お金をかけるべきポイントとなります。
そこに興味が無ければ不要なパーツです。
※画面中央の"GEFORCE RTX"と書かれているヤツです。
たしかZOTAC GAMINGのGeForce RTX 2080 SUPER Twin Fan
ポイント
Nvidia? AMD?
GPUのメジャーなメーカーは 謎のAI半導体メーカー Nvidiaと、AMDがあります。
正確には、Nvidia製チップとAMD製チップを元に、様々な会社がGPUを作っています。
ぶっちゃけNvidia一択かなと思っています。
特に機械学習用途ならNvidia一択です。
AMDのGPUはCUDA非対応であるため、各種ライブラリへの対応が悪いです。
特にこだわりが無ければ、Nvidiaをお勧めします。
性能
やりたいゲームがあるなら、大体推奨スペックが載っているのでそこを見ましょう。
機械学習をやりたいなら、財布と相談して、出せるだけ出しましょう。
ただし、Nvidiaの Titan RTXはおすすめしません。
コスパがとんでもなく悪いので、RTX 2080 Tiをお勧めします。
サイズ
小型PCを作る場合に、少し注意が必要なポイントです。
上の画像を見てもらうとわかりますが、GPUは意外と幅を取ります。
小型のGPUも発売されているので、小型のPCを作る場合はそちらを検討してください。
メモリー
よく作業机にたとえられます。
メモリの容量に大体比例しますが、数千円から2万円くらいのパーツです。
PCのほとんどの作業でメモリを使います。
メモリの容量が足りなければ処理速度が遅くなりますが、余っても速くはならない困ったヤツです。
多めに積んでおきたいパーツですが、
増設がかなり簡単なパーツなので後回しでもいい気がします。
※画面中央のG.Skillと書かれてる板(2枚) G.Skill 16GBのメモリ×2
ポイント
メモリ容量
前述しましたが、メモリ容量は全体の性能に響いてきます。
かといって多く載せても速くなってくれるわけでもないので、最適な容量を選ぶ必要があります。
あと、CPUやマザーボードが対応できるメモリ容量というのも決まっています。
ネットで動画を見る程度であれば、8GBで十分、
高画質なゲームをするなら、16GBは欲しい、
という印象。
DDR3? DDR4?
メモリのメジャーな規格にはDDR3とDDR4があります。
DDR4は後継の規格ですが、ソケットの形が違うので、誤った規格のメモリを買うと刺さらなかったりします。
DDR4の方が高性能なので、基本はそっち。
動作周波数
一応書いておきます。
容量のほかに動作周波数も値段に影響してきます。
動作周波数が高いほど、メモリの速度が速くなります。
あと値段も上がります。
全体の処理速度にも影響しますが、劇的に変わるわけではないとよく言われます。
とはいえ、CPUとマザーボードが対応しない周波数のメモリもあるので、
購入時には要確認です。
ディスク(HDD/SSD)
データの保存領域です。
SSD一択、議論の余地はありません。
処理速度が天地の差。
とはいえ容量当たりの単価はHDDのほうが遥かに安いので、
画像データとか、大容量データの保存用にHDDを買ってもいいかもしれません。
※赤枠内の青っぽい基盤、NVMe接続のM.2SSD、CFD販売のPCIe Gen.4 1TB
ポイント
容量
ディスクには、容量が大きければ大きいほど速度が速くなるという特性があります。
通常使用する容量より、余裕のある容量を選択するといいかもしれません。
接続方式
従来のSATAケーブルで接続するSSD以外に、
最近、NVMe接続のSSDというものが一般化されてきました。
マザーボードが対応していれば、NVMe接続のSSDをお勧めします。
小型な上、PCIe対応の物ならかなり高速です。
マザーボード
PCの土台に当たるパーツで、CPU・GPU・メモリ等々、大体ここにつながります。
価格差がPC全体の性能につながりにくいので、余りお金を掛けなくていいかなあ。。というパーツです。(個人の感想です。)
とはいえマザーボードの対応規格とか、サイズとかは全体に影響してくるので、
ちょっと考えることがあったり・・・
※画面に全体写っている黒い基盤、水枕を外したX570 AQUA
ポイント
使用するCPU
マザーボードによって、使えるCPUの種類が変わってきます。
購入するCPUに対応したマザーボードを購入しましょう。
使用するメモリ
メモリも少し変わってきます。
前述しましたが、DDR3とDDR4でソケットの形が変わってくる点、
またマザーボードやBIOSによって、対応するメモリの動作周波数も変わってきます。
高いメモリを買ったけど、実はその周波数では動作しないぜ、的な悲劇が起こるかも
使用するケース
マザーボードにはサイズの規格があり、大きい順に
・Extended ATX
・ATX
・Micro ATX
・Mini ITX
となっています(規格と言いましたが、結構アバウトです。)
また、それぞれに対応するPCケースがあるので、そこにも依存してきます。
小さいPCが欲しければ、小さいものを、
大きくても拡張性が欲しければ、大きいものを選択する感じでしょうか。
ポート
USBが何個ついてるとか、DisplayPort対応とか
ケース
PCパーツが収まるケースです。
5千円~くらいの価格感
購入するマザーボードの規格をよく確認して、対応するサイズのケースから選びましょう。
性能に直結しないので、見た目で選んでいいと思います。(冷却性能には影響あります。)
冷却装置
CPUには冷却するための装置が必要になります。
殆どのCPUには付属のファンがあるので、買わなくても良いですが
高負荷時には付属のファンでは力不足な時もあります。
高温になりすぎると、故障の原因になったり、
オーバーヒートで電源が落ちたりします。
水冷
あまり選択肢には上がりませんが
水冷と言うタイプの冷却装置もあります。
通常のファンで冷やす空冷方式と異なり、冷却液で機器を冷却します。
一般に空冷方式より冷えやすいですが、高くて面倒くさいので、
ロマンを求める人以外にはお勧めしません。
※緑色の液体が冷却液
おわりに
自作PCはお世辞にもコスパがいいとは言えません。
ただ、
秋葉に掘り出しものを買いに行くのも楽しいですし、
組み立て終わったときの達成感もあります。
なにより作ったPCに愛着がわきます。
プラモデルを組み立てるより簡単なので、
興味がある方はぜひ挑戦してください!