はじめに
こんにちは!
本記事は 「 身の回りの困りごとを楽しく解決! by Works Human Intelligence Advent Calendar 2025 」の参加記事です。
WHIさんの掲げるミッション、「 複雑化、多様化する社会課題を 人の知恵を結集し解決することで『はたらく』を楽しくする 」。これ、とても素敵ですよね。
今回は、私の職場で起きていた「あるあるな困りごと」を、人の知恵(とAIの力)を結集して 「 楽しく 」 解決し、ついでに社内ハッカソンで優勝してしまった話を共有させてください!
私たちの「困りごと」:Slackの情報洪水におぼれる日々
皆さんの会社では、日々のコミュニケーションツールに何を使っていますか?
私の周りでは Slack がメインなのですが、便利すぎて逆にこんな問題が起きていました。
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情報量が多すぎる! 🚀
- あちこちのチャンネルで会話が進み、全部追うのは不可能。
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「え、その話知らない」が頻発 😱
- 他部署の重要なリリースや、面白い雑談がサイロ化して埋もれてしまう。
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新入社員が空気を掴めない 😢
- 途中から入ったメンバーが、過去の文脈や会社の「ノリ」を理解するのに時間がかかる。
「あー、誰か全チャンネル見て、面白いことだけまとめて教えてくれないかなぁ…(チラッ)」
そうだ、AIにやらせよう。
解決策:「AI社内報」を爆誕させる
ちょうどその頃、「第1回 PeopleX 社内ハッカソン」が開催されることになりました。
制限時間はたったの 2時間半 。
この短い時間で「情報の海」を「楽しい読み物」に変えるべく、開発したのが 「 AI社内報(News×AI = newsai) 」 です!
結果から言うと、このツールで見事 優勝 することができました🙌
シンプルな仕組みながら社内での反響がすごく、「これなら他の会社でも使えるのでは?」ということで、今回はその中身とソースコードを全公開しちゃいます。
AI社内報(newsai)とは?
仕組みは超シンプルです。
Slackのパブリックチャンネルから会話を拾い上げ、LLM(大規模言語モデル)が 「 今週の注目ニュース 」 を自動生成して投稿してくれるBotです。
こだわったのは、単なる業務連絡のまとめにしなかったこと。以下の2部構成にしました。
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注目ニュース 10件 👔
- 真面目なリリース情報や、議論が盛り上がったトピック。
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【番外編】ユーモア・雑談トピック 5件 🤣
- ここがポイント!社内のユニークな発言や、ほっこりする話題をピックアップ。
▼ 実際の投稿イメージ
🤖 AI社内報:今週のハイライト
1. 新機能〇〇がリリースされました!
開発チームの尽力により予定通りリリース。顧客からの反応も上々です。(#dev-release)
...【番外編】今週の笑い
1. オフィスのコーヒーメーカー、反乱を起こす
〇〇さんが「ボタンを押してもお湯しか出ない」と嘆いていましたが、実はコンセントが抜けていただけでした。(#random)
これを毎週金曜日の夕方(18時)に自動投稿するようにしました。
これで「今週何があったか」がパッと分かり、 「番外編」でクスッと笑って週末を迎える という最高のサイクルが生まれました。
どうやって作ったの?(技術解説)
「はたらくを楽しく」するためには、運用コストも手間もかけたくありません。
徹底的にコスパ重視で作りました。
導入は3ステップ!
なんと、以下の手順だけであなたのチームにも導入可能です。
1. リポジトリをフォーク
親しみを込めて newsai(ニューサイ)と名付けました。
2. GitHub Secretsの設定
OpenAIのキーとSlackのトークンを設定するだけ。
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OPENAI_API_KEY: OpenAIのAPIキー -
SLACK_BOT_TOKEN: Slack Bot User OAuth Token -
SLACK_CHANNEL: 投稿先のチャンネル名
3. Slack App(ボット)の作成
以下の権限を付与したアプリを作成したら準備完了です!
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channels:history:Slack Appが参加しているパブリックチャンネルのメッセージを取得するために必要です。 -
channels:join:Slack Appがパブリックチャンネルに参加するために必要です。 -
channels:read:Slack Appが参加しているパブリックチャンネルの基本情報を取得するために必要です。 -
chat:write:Slack Appがメッセージを投稿するために必要です。
「はたらく」はどう変わったか?
たった2時間半で作ったこのBotですが、効果は絶大でした。
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情報のサイロ化が解消された! 🗝️
- 普段見ないチャンネルの話題が流れてくるので、「隣のチーム、そんないいことやってたんだ!」という発見が増えました。
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コミュニケーションが生まれた! 💬
- 「番外編」に取り上げられた人がヒーロー(あるいはいじられ役)になり、そこから会話が弾むようになりました。
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オンボーディングが爆速に! 🚀
- 新しく入った人も、過去のAI社内報を数週間分読むだけで、会社の「歴史」と「雰囲気」を一気に把握できるようになりました。
お財布にも優しい(コストの話)
「GPT-5なんて使ったら高いんでしょ?」
いえいえ、工夫次第です。
- GitHub Actions :パブリックリポジトリなら実行無料。
- トークン節約 :Slackから取得したデータから、URLやメンションなど不要な情報を削ぎ落としてからAPIに投げる。
試算では、モデルにGPT-5を利用し、最大限のトークンを使ったとしても 1回あたり約 $1.44 (約200円ちょっと)。
実際にはもっと安いので、毎週缶コーヒー1〜2本分のコストで、全社員の笑顔と情報共有が買えると考えると、圧倒的なコスパだと思いませんか?
さいごに
「情報過多」という現代の困りごとを、最新技術を使って「ユーモアのある社内報」に変えました。
実はこの記事は、AI社内報の作り方:Slack×OpenAIで社内ニュースを自動生成 をリライトした記事なのですが、これぞまさに、WHIさんの掲げる 「 人の知恵を結集し解決することで『はたらく』を楽しくする 」 を体現できた事例ではないかと思い、アドカレにエントリーさせていただきました!
より多くの人にAI社内報が届くといいなと思います!
ソースコードは公開していますので、ぜひ皆さんの会社でも「AI社内報」を導入して、金曜日の夕方を少し楽しくしてみませんか?