はじめに
HTML、CSS、JavaScriptを使ってのサイト制作には慣れてきたけれど、「そろそろモダンなフロントエンド開発に挑戦したい」「もっと自分の市場価値を高めたい」と考えているエンジニアの方へ。
来年こそはスキル欄にもう一つ言語を付け足したいと思っている方は、少なからず「何を学べばいいのだろう」と思った事は少なからずあるのではないでしょうか。
本記事では、次のステップとしてどのフレームワークを学ぶべきか迷っている方に、同じ悩みを持っていた私が今回Vue.jsを紹介したいと思います。
なぜVue.jsが「脱・初心者」の最初のステップとして最適なのか。
その技術的な理由と学習をする上でのメリットを5つのポイントに絞って解説していきます!
そもそもVue.jsとは?
Vue.js(ビュージェイエス)は、2014年にリリースされたJavaScriptフレームワークの一つです。
現在もその人気は衰えておらず、技術スタックとして採用している企業はいわずと知れた大手企業が名を連ねるほど。
様々なサービスがVue.jsで実装されています。
もちろん、JavaScriptフレームワークなのでコーポレートサイトの作成にも頻繁に使われる場面が多いフレームワークです。
【脱・初心者エンジニア】という目標に「Vue.js」がおすすめな5つの理由
1. 環境構築不要!CDNだけですぐに学習開始できる
Reactなどの多くのモダンフレームワークは、学習を始める前にNode.jsのインストールや、Webpack/Viteといったビルドツールの設定など、やや複雑な「環境構築」という壁が立ちはだかります。
また、WindowsやMacなど使用するPCによって参考資料通りにやっているのにうまくいかないという事は少なくありません。
もちろん、この工程も初心者の学習にうってつけ!という意見は賛成です。
しかし、より手っ取り早く、より手軽に扱えるのがVue.jsのメリットでもあります。
HTMLファイルにscriptタグを1行埋め込む(CDN読み込み)だけで、すぐにVueの機能を使い始めることができてしまうんです!
少し時間が空いた土日、鉄は熱いうちに打てを即座に実行させてくれるいわゆる「心理的ハードルの低さ」が良いところだと思っています。
<script src="https://unpkg.com/vue@3/dist/vue.global.js"></script>
これにより、まずはCDNで基礎を学び、慣れてきてから本格的な環境構築へ進む……というスムーズな学習ロードマップを描くことができます。
2. 公式ドキュメントが圧倒的にわかりやすい
新しい技術を学ぶ際、Vue.jsは何を参考にすればよいと思いますか?
実は最も頼りになるのは「Vue.js公式ドキュメント」です!
Vue.jsはこの公式ドキュメントの質が非常に高いことで知られています。
単なる有志の翻訳ではなく、公式に日本語サポートが充実しており、自然な日本語で読むことができます。
チュートリアルが親切で、先ほど紹介した導入方法という基礎から応用まで、サンプルコード付きで解説されています。
私も最初に学習を始めた時は本ではなくこのドキュメントに大いに助けられました。
公式情報だけでエラー解消のための正解にたどり着ける点もおすすめできるポイントです。
3. 日本語の技術書が充実している(注意点あり)
Vue.js多くの技術書が出版されています。
ネット上の情報だけでなく、体系的にまとまった書籍で学習したいタイプの方には最適な環境です。
紙の書籍で学びたいという方優しい。
【書籍選びの重要な注意点】
書籍を選ぶ際は**「Vue 3」**に対応した書籍を選んでください。
Vue.jsには過去の「Vue 2」というバージョンがありますが、現在の主流はVue 3です。
4. HTML/CSS/JSの知識があれば直感的に書ける
Vue.jsが初心者フレンドリーと言われる最大の理由は、**「ファイルの中身が、これまでのWeb制作と似ている」**点にあります。
Vueのファイル(単一ファイルコンポーネント)は、以下のように3つのブロックに分かれています。
<template>: HTMLを書く場所
<script>: JavaScriptを書く場所
<style>: CSSを書く場所
このように、既存のHTML/CSS/JSの知識をそのまま各ブロックに当てはめていくだけで実装が可能です。
これまでの知識との大きな乖離が少なく、スムーズに移行することができます。
5. ReactやNuxtなど、他フレームワークへの架け橋になる
「Vueを覚えるとVueしかできなくなる」ということはありません。
Vue.jsを通して「コンポーネント指向」「リアクティブシステム」「状態管理」といったモダンフロントエンド開発の共通概念を学ぶことで、以下に出すフレームワークへの学習ハードルが低くなります。
Reactへの移行もスムーズ
ReactはVueで出来ないことが実現可能な分、難易度は上がります。しかし、記法は違っても考え方として共通点が多いのも事実です。Vueで基礎的な部分を学習しておくことで、将来Reactを学ぶ際も「あ、これはVueでいうアレだ」と理解が早くなります。
Nuxt.jsへのステップアップ
ベースとしてVue.jsが使われています。Nuxt.jsはユーザーがリクエストしたときに初めてサーバー上で各ページを生成するSSR(サーバーサイドレンダリング)機能を有しています。これにより頻繁に情報が更新されるeコマースサイトやソーシャルメディアなど、より大規模で高機能なWebアプリケーション開発が可能になります。
まとめ
Vue.jsは、これまでのHTML/CSS/JSのスキルセットを活かしつつ、最小限の労力でモダンな開発手法を習得できる、非常にコストパフォーマンスの高い言語です。
もしもこの記事を読んで「Vue.jsに挑戦してみようかな」と思った方は、まずは公式ドキュメントの「クイックスタート」を一度開いてみてください。
HTMLファイルを作り、CDNを読み込めば、あっという間にVue.jsは使えるようになります!
是非、脱・初心者エンジニアの一歩を踏み出してみてください。