この記事はGTD(Getting Things Done:頭の中のタスクを全部外に出して整理する手法)× Claude Codeのタスク管理シリーズ全15本のうち12本を、読者ジャーニー5段階で案内するハブ記事である。Claude Codeの /todo スラッシュコマンドを2026年4月に作り始め、2026年4月3日〜6月10日の68日間で処理し終えたタスクは1363件(出典: Zenn Book Vol.5告知記事「Claude Codeにタスク管理を任せたら『丸投げ』と何が違ったか」の実測値)。ここまでの過程を、①興味→②構築→③運用→④拡張→⑤総括の5段階で辿れるようにした。
「タスク管理、結局続かないんだよな」——そう思ったことがある人に向けて書いている。
私もそうだった。アプリを入れて、3日坊主になって、また別のアプリを探す。その繰り返しを何年もやってきた。
きっかけは、2026年4月のある日にClaude Codeへ一言打ち込んだことだった。「GitHubをバックエンドにしたGTDスキル作って」。それから3ヶ月弱の間に、このブログにGTD×Claude Codeの記事が15本溜まった。試行錯誤も、壊れた瞬間も、思ったより育った瞬間も、全部記録に残っている。
15本もあって、結局どれから読めばいいのか——最初にそう思う人が多いはずだ。答えはシンプルで、全部を順番に読む必要はない。以下は「①興味→②構築→③運用→④拡張→⑤総括」という5段階の読者ジャーニーに沿って、主軸12本を並べた案内図だ。気になる段階から読んでほしい。
段階1: 興味 — GTDをClaude Codeで回すとはどういうことか
「GTD初心者にはハードル高いのでは」と思うかもしれないが、最初の一歩は「対話するだけ」で始まる。GTD用語(Inbox=思いついたことを一旦全部放り込む場所、次のアクション=今すぐ着手できる具体的な一手)は、この段階の2本を読めば自然に頭に入る。
1. 朝10分の対話がタスクに変わる
起きてすぐ、Claude Codeに今日思いついたことを話しかけるだけで、GTDのInbox・次のアクションに整理されていく。「朝会議なしで頭の中を片付ける」体験を最初に記録した記事。
→ Claude Code と朝10分の GTD — 対話するだけでタスクが構造化されていく体験
2. 自然言語だけでGTDが回り始める
/todo に「〇〇しないと」と話しかけるだけで、GTDのラベル体系に自動で仕分けられる。コマンドを覚える負担なしにGTDの5ステップ(収集・処理・整理・実行・見直し)が回る仕組みを紹介した記事。
→ Claude Code /todoで始めるGTD——話しかけるだけで自然言語タスク管理が回る
段階2: 構築 — /todoという仕組みをどう作ったか
「話しかけるだけ」で回っているように見えても、裏側には作り込みがある。ここでは仕組みを自分の手で組み、育て直すまでの2本を紹介する。
3. スラッシュコマンドとして仕組みを固定する
自然言語で回っていた運用を、/todo スラッシュコマンド1本にまとめた最初の実装記録。GTDラベル体系・リカレンス処理の初期設計はここから始まった。
→ Claude Code で GTD を回す /todo スラッシュコマンドを作った
4. V1モノリスが壊れ始めて、V2三層設計にした
1本のスクリプトに全部詰め込んだV1が、機能追加のたびに壊れやすくなった。スキル定義・スクリプト・GTDロジックを分離するV2三層設計への作り直しと、OSS化までの経緯。
→ Claude Code の /todo スキルをOSS化するまで——V1モノリスからV2三層設計へ
段階3: 運用 — 実際に回してみて何が起きたか
作った仕組みを日常で使い始めると、設計時に想定しなかった問題と効果の両方が出てくる。
5. 割り込みで頭がリセットされる問題が消えた
別作業に割り込まれるたびに「さっき何をしてたっけ」となる問題を、/todo に投げっぱなしにすることで解消した実録。
→ 割り込みで頭がリセットされる問題を、Claude Codeで解消した話
6. タスク管理が「育ち始めた」感覚
ツールを使い続けるうちに、単なるToDoリストが自分の判断パターンを学習した相談相手のように育っていく感覚を記録した記事。
→ Claude Code + GTDに切り替えたら、タスク管理が育ち始めた
段階4: 拡張 — 1人の運用から、組織・アプリへ広げる
/todo 単体の運用に留まらず、GitHub Issues化・PWA化・チーム運用へ広げた4本。**「結局/todoは自分の環境でも動くの?」**という疑問には先に答えておく——github.com/saitoko/claude-todo-gtd としてOSS公開済みで、必要なのはClaude Code(有料プラン)・GitHub CLIの認証済みアカウント・(日付処理用の)Node.jsの3つだけ。具体的なインストール手順は段階5で紹介する完全ガイドにまとめている。
この段階の集大成は10番目の「組織のプロトコル化」。その前身にあたる最初期の記録は補足セクションで紹介している。
7. GitHub Issuesで、AI以外からも見えるGTDにする
Claude Code内で完結していたGTDをGitHub Issues上に載せ替え、ラベル体系・Tickler(見直し保留リスト)・Focus Listを実装した経緯。
→ GitHub Issues × GTD × Claude Code 実装ガイド——Tickler・Focus List・GTD違反自動検出の設計と現在地
8. 対話ゼロのバッチ型ワークフローに切り替えた
タスク管理ツールを3つ乗り換えた末に、「毎回対話する」運用をやめてバッチ処理型に設計し直した経緯。
→ タスク管理ツールを3つ乗り換えた末に設計した——Claude Code × GTD で「対話ゼロ」のバッチ型ワークフロー
9. PWAとして公開し、スマホからも回せるようにした
GitHub Issues上のGTDを、todo.saitoko.net というPWAとして誰でも使える形で公開した経緯。
→ GitHub Issues で GTD を回す PWA を作って公開しました——todo.saitoko.net
10. 個人運用から、組織のプロトコルへ
COO・writer・researcher等(役割を分担する複数のAIエージェントを並行運用する体制)に、GTDを「組織のプロトコル」として持たせた話。1人の使い方から、複数エージェントが共有するルールへ広がった転換点。
→ Claude CodeでGTDを組織のプロトコルにした話
段階5: 総括 — 数字で見る2ヶ月の運用実績
11. 完全ガイドとして手順をまとめ直す
ここまでの試行錯誤を踏まえ、/todo の使い方をゼロから通しで再構成したガイド記事。段階4で「自分の環境でも動くのか」と感じた人は、まずここから追ってほしい。
→ 今度こそ! Claude CodeでGTDを回す——/todo 完全ガイド
12. 「丸投げ」と何が違ったか、2ヶ月・1363件の実録
2026年4月3日〜6月10日の68日間で処理し終えたタスク1363件、一日あたりならして約20件(Zenn Book Vol.5執筆時点の実測値)を基に、「AIに任せる」と「丸投げする」の違いを検証した記事。Zenn Book Vol.5のダイジェスト版でもある。
→ Claude Codeにタスク管理を任せたら「丸投げ」と何が違ったか——2ヶ月・1363件の実録(Zenn Book Vol.5)
3ヶ月・15本を振り返って
/todo 一言から始まった仕組みは、対話→スラッシュコマンド→OSS化→GitHub Issues化→PWA化→組織のプロトコル化という順で形を変えてきた。振り返って一番驚くのは、どの段階でも「作った」で終わらず「回してみて壊れた・直した」が必ずセットになっていたことだ。段階3の割り込み問題も、段階4のツール3つ乗り換えも、うまくいかなかった経験がそのまま次の設計につながっている。
タスク管理ツールが続かなかった経験がある人ほど、段階1・段階2から読むと「対話するだけで始まる」感覚が掴みやすいはずだ。すでにGitHub運用に慣れている人は、段階4から読んでも迷わない。
/todo を作り、割り込みに強くなり、GitHub Issues化してPWAにまで広げた——ここまで回すと、次の問いが出てくる。GTDの仕組みだけでなく、「タスクを判断して実行する」ところまで丸ごとAIに任せたら何が起きるのか。
2ヶ月・1363件の運用で私がたどり着いた答えを、9パート・約7万字でまとめたのがZenn Book『コードを書けない私がClaude Codeに「仕事」を任せるまで』だ。序章は無料で読める。
コードを書けない私がClaude Codeに「仕事」を任せるまで
補足: 主軸12本のほかに関連する3本
ジャーニーの主軸からは外したが、関心が近ければあわせて読める記事を3本挙げる。
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Claude Code のエージェントに /todo を持たせたら、1日で記事3本+実装3件が回った話 — 段階4「組織のプロトコル化」(#10)の前身にあたる、エージェント自身が
/todoを操作した最初期の記録。1人分の作業量を超える生産量が出た瞬間で、「複数エージェント運用」に関心があるなら#10と合わせて真っ先に読んでほしい1本。時系列では段階2の前後にあたるため主軸ジャーニーには含めていない - Claude Code GTDスキルにPro機能を実装した話 — 機能追加の個別記録。有料/高度機能に関心がある人向け
- Claude Code の /todo コマンドを英語対応した(LANG_ENV=en) — i18n対応の技術記録。英語環境で使いたい人向け
シリーズは今後も増えていく予定なので、新しい記事が出たらこのページにも追記していく。
この記事は はてなブログ からのクロスポストです。