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世界一流エンジニアの思考法 読了

Last updated at Posted at 2024-03-31

RSGT2022 Keynoteの牛尾さんの動画がとても面白かった & 牛尾さんの考え方にとても興味をひかれ、『世界一流エンジニアの思考法』を購入しました。
内容がとても面白く一気に読んでしまったので、書籍の中で特に印象に残った内容を忘れないうちにアウトプットします。

書籍について

印象に残った内容

基礎の理解に時間をかける

  • 一流のエンジニアでも理解に時間をかける
  • 理解できるまでじっくり時間をかけて学ぶこと
  • 何も調べずに、そらで実現できるところを増やす

<感想>
書籍の中で一番感銘を受けました。プログラミングとは異なりますが、私はAWSやAzureの資格試験の学習を行う時、いつも模試から手を出して曖昧な理解のままぎりぎり合格し、実践の場面で初めて理解できるというサイクルを繰り返してきました。公式ドキュメントやBlackBeltなどの解説を流し見して、「座学はよく分からない!」と逃げていたのですが、きっとそれは基礎の理解をしようとしてこなかったのだと今となっては思います。
また今年も資格試験を受験するつもりですが、その際には基礎の理解に時間をかけようと思います。幸いにもクラウドの資格試験には受験日の期日は無いので。

フォーカスする仕事は1つの仕事のみにする

マルチタスクは行わず、1つのことを完了することに集中する。そのために集中を阻害する要素を排除する。

  • 例:他の作業で使っていたGoogle Chromeのタブを閉じる
  • 例:Teamsをオフにする

メールの返信・Teamsのレスポンスは空いた時間にまとめて行うなど、集中する時間とルールを決める

<感想>
仕事しているときに、ついTeamsやメールの通知に気を取られ目移りしてしまってたことに気が付かされました。「いつも速やかに返信するのが美徳」という考えが私の根底にあったように思います。速やかなレスポンス自体はいい事だと思っています。ただし、本当に出さなければならない価値は何か?を考えてみると、いつも必ずしも正しいわけでは無いと感じています。

自分が幸せになることをやる

  • 自分の人生を幸せにするための行動を主体的に決める
  • 日本的な我慢のマインドが自分の中にあっても、それが自分を幸せにするものでなければやめてしまう

<感想>
数年前からもやもやっと自分の中で思っていたことを、この書籍に言語化してもらえました。仕事をする中で、同じような努力・我慢が必要な仕事でも、何となくモチベーションの差を感じていました。そのモチベーションの差は、その努力が自分の幸せにつながるかどうかを心の奥底で判断していたのだなと思います。
私は、今の仕事が幸せだと思うし、仕事で嫌なことがあれば変えていけばいいと思っています。ただし、それは嫌なことを全くやらないというわけでは無く、幸せになるための必要な努力を積極的に行うことだとも思います(書籍の中で牛尾さんの一日のスケジュールが載っており、「凄い…」と圧倒されました)

最後に

スクラムマスターとしてアジャイルな取り組みを実践しようとしている身としては考え方に共感する部分がとても多く、自分の考えがいつの間にか意図せずアンチパターンに踏み込んでいることにも気が付かされました。その意味では「メンバーの才能を開花させる技法」と同じように、時々読み返して自分の考え方を振り返る書籍にしたいと思います。

とてもいい書籍に出会えました。本書の著者である牛尾さんに、心から感謝いたします。

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