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PowerShellでスクリーン上の任意の位置のRGB値を取得する(カラーピッカー)

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概要

PowerShell で、マウスカーソルの位置の RGB 値を取得するスクリプトを作りました(カラーピッカー、スポイトツール)。


使い方


  1. スクリプトを起動する。

  2. スクリーン上の RGB 値を取得したい箇所に、マウスカーソルを 3 秒以内に持っていく。

  3. (スクリプトを起動してから 3 秒後時点の)マウスカーソルの位置の RGB 値が、コンソールに出力される。


オプション機能


  • ピックした色をクリップボードにセットできるようにした。


    • スクリプトの最後に「C」キーを押すことで、この機能が動作する。

    • 16x16 サイズの、単色の画像としてセットする。




コード


ColorPikcer.ps1

Add-Type -AssemblyName System.Drawing, System.Windows.Forms

# Bitmap と Graphics オブジェクトを用意しておく (1x1 ピクセル)
$bitmap = New-Object System.Drawing.Bitmap(1, 1)
$graphics = [System.Drawing.Graphics]::FromImage($bitmap)

# 3 秒間の猶予を与える
Write-Host "Move the cursor to the targt position in 3 seconds..."
Start-Sleep 3

# カーソルの位置 (X, Y 座標) を取得
$dpiScaling = 1.0
$positionX = [System.Windows.Forms.Cursor]::Position.X * $dpiScaling
$positionY = [System.Windows.Forms.Cursor]::Position.Y * $dpiScaling

# カーソルの位置のスクリーンの RGB 値を取得
$graphics.CopyFromScreen($positionX, $positionY, 0, 0, $bitmap.Size)
$pixel = $bitmap.GetPixel(0, 0)

# RGB 値をコンソールに表示
$decValue = "RGB({0}, {1}, {2})" -f $pixel.R, $pixel.G, $pixel.B
$hexValue = "#{0:X2}{1:X2}{2:X2}" -f $pixel.R, $pixel.G, $pixel.B
Write-Host "$decValue, $hexValue"

# 「C」キー押下で、取得した色をクリップボードにセット
Write-Host "Press 'C' to copy the color to the clipboard..." -NoNewLine
if ([Console]::ReadKey().KeyChar -eq 'c')
{
$bitmap16x16 = New-Object System.Drawing.Bitmap(16, 16)
$graphics16x16 = [System.Drawing.Graphics]::FromImage($bitmap16x16)
$graphics16x16.InterpolationMode = [System.Drawing.Drawing2D.InterpolationMode]::NearestNeighbor
$graphics16x16.DrawImage($bitmap, 0, 0, 16*2, 16*2)
[Windows.Forms.Clipboard]::SetImage($bitmap16x16)
}



実行結果

Move the cursor to the targt position in 3 seconds...

RGB(89, 187, 12), #59BB0C
Press 'C' to copy the color to the clipboard...C

クリップボードにセットされた画像:

(#59BB0C)


メモ



  • 動作状況:


    • マルチディスプレイ環境でも動作した。


    • DPI のスケーリング値を 100% より大きい値に設定していると、[System.Windows.Forms.Cursor]::Position の位置がずれてしまう。



      • スクリプト中の変数 $dpiScaling の値を変更することで、このずれを修正できるようにした。



        • 例。スケーリング値を 150% に設定している場合は、以下のように変更する:

          $dpiScaling = 1.5
          




      • WinAPI からこのスケーリング値を取得することもできるらしい(が、面倒そうなので今回はパス……)。




    • 「マルチディスプレイ環境」かつ「DPI のスケーリング値がディスプレイ間で異なる環境」だと上手く動作しない(スケーリング値が合っていないディスプレイで位置ずれが発生する)。





  • 欠点:


    • 「マウスオーバーで動的に表示が切り替わるような箇所」から「切り替わる前の色」をピックすることができない。




  • その他:


    • (大したメモリ量にはならないとは思い今回は省略したが、)Bitmap や Graphics の Dispose() はちゃんと書いたほうがお行儀がいいかもしれない。


    • Write-Host-BackgroundColor オプションを使って、色の見本がコンソールに表示できたら便利だったのだが、このオプションで指定できるのは "magenta""yellow" などの固定の 16 色だけだった。