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【2026年4月29日~5月1日分】ざっくり概要を掴もう!Microsoft 365 Copilot 最新アップデート解説

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Last updated at Posted at 2026-05-03

はじめに

Microsoft 365 メッセージセンターに届いた、Copilotのアップデート情報を紹介します。
情報を盛り込みすぎず、専門用語はなるべく省いて解説します。
いちユーザーの方はもちろん、エンジニアでない方も理解いただけるはずです。

メッセージセンターとは?

Microsoft 365のアップデート・メンテナンスなど、重要なアナウンスを確認出来る場所です。
Copilotに関するアップデート情報も確認できます。

→メッセージセンター:https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/manage/message-center?view=o365-worldwide

メッセージセンターの検索窓から「Copilot」と検索してヒットしたものを、当記事ではピックアップしております。

個人的に注目したいアップデート

  • WordでAnthropicモデル(Claude)が選択可能(GA:2026年5月下旬)
    2026年5月下旬GA!楽しみです。
  • ClaudeがCopilot Chatで利用可能(2026年4月上旬にロールアウト済み)
    私自身、4月より活用しております。
    あくまで個人の感想ですが、複雑なタスクや分析は、Claudeの方が若干ナイスな印象です。
  • Calendar Agentでカレンダー管理を自然言語で自動化(Frontier:2026年4月下旬〜5月上旬)
    私のような、Outlookを頻繁に使うセールスパーソンにとっては嬉しい機能です!
    果たして安定した挙動をしてくれるか…。検証してみたいです。
  • Legal Agent for Word(米国法律専門家向け)(米国オンリー)
    これは良いと思ったのもつかの間、米国オンリー…。
    果たして、日本で使える日は来るのでしょうか。

アプデ一覧

「ID」はロードマップIDを指します。クリックすると、該当するロードマップのページに遷移します。

「タイムライン」の「Frontier」はフロンティア(先行アクセスプログラム)、「PP」はパブリックプレビュー(一般公開前の試験提供)、「TR」はターゲットリリース(先行リリース)、「GA」は一般提供開始を意味します。

複数のロードマップに関連付けられている場合、代表的なものを1つ記載しております。

ID 概要 補足説明 タイムライン
なし Copilot Studio:SharePointリスト1をナレッジソースに追加 SharePointリストがエージェントのナレッジソースとして利用可能 GA:2026年5月30日
なし Copilot Studio:音声エージェント2評価機能 音声エージェントのやり取りをテキスト変換して評価可能 GA:2026年5月31日
なし Copilot Studio:Power Platform CLI3サポート Power Platform CLIの拡張機能でエージェント定義の更新・デプロイをCLIから実行可能に GA:2026年5月31日
なし Agent 3654向けAI Readerロールの追加 管理者権限不要でAgent 365の使用状況・設定を読み取り専用でアクセス可能。明示的な割り当て5が必要 GA:2026年5月上旬
なし 管理センターにCopilotライセンスリクエスト専用ページ6を追加 管理者がCopilotライセンス申請を一元管理できる専用ページ。デフォルト有効 TR:2026年5月中旬〜下旬
GA:2026年5月下旬〜6月上旬
515144 Copilot:プライベートコミュニティ・イベントコンテンツ7をグラウンディング8に利用 既存の権限・秘密度ラベルを尊重しながら、プライベートコミュニティやイベントのコンテンツをCopilotの回答に活用。無効化不可 GA:2026年5月〜6月下旬
なし (Premium)TeamsミーティングコンテンツをCopilot Notebooks9に統合 文字起こし・チャット・共有ファイルをNotebooksのナレッジソースとして追加可能に PP:2026年4月下旬〜5月中旬
GA:2026年5月中旬〜下旬
558440 Copilot:Word編集時にAnthropicモデル10を選択可能に WordのEdit with CopilotでAnthropicのAIモデルが選択可能。EU/EFTA11/UK以外はデフォルト有効、対象地域はデフォルト無効 GA:2026年5月下旬
537269 (更新)Teams:音声プロファイルのクイック登録 会議機能強化のための音声プロファイル12登録を簡素化。EDUテナント13を除きデフォルト有効 TR:2026年6月上旬〜中旬
GA:2026年6月中旬〜下旬
547731 (更新)Copilotライセンス申請時におけるビジネス要件の入力 ライセンス申請時に業務上の理由を任意入力。管理者が承認判断に活用可能。デフォルト有効 GA:2026年5月
506749 (更新)Viva Copilot Analytics14:新しいエージェントダッシュボード エージェントの採用状況・使用状況・Copilotクレジット消費をトラッキング。50以上のMicrosoft 365 Copilotライセンスが割り当てられているテナントが対象 PP:2026年2月上旬〜中旬
GA:2026年9月下旬〜10月上旬
560538 (更新)Viva Copilot Analytics:エージェントデータのエクスポート機能 Agentダッシュボードから匿名化済みデータを最大6ヶ月分エクスポート可能。50以上のMicrosoft 365 Copilotライセンスが割り当てられているテナントが対象 PP:2026年5月下旬〜6月上旬
GA:2026年9月下旬〜10月上旬
なし (更新)Copilot APIドメイン15をcloud.microsoftに移行 office.comからcloud.microsoftへ移行。信頼性・セキュリティ向上。ユーザーへの影響なし。ネットワーク設定の確認が必要 GA:2026年4月下旬〜5月中旬
547732 (更新)新しいSharePointエクスペリエンス:アプリバー再設計とAI機能 アプリバーの刷新・スタートページ更新・AI支援機能(Copilotライセンス必要)。TRはオプトアウト不可 TR:2026年5月5日〜
GA:2026年6月中旬〜7月中旬
なし (更新)ClaudeがCopilot Chatで利用可能 CopilotライセンスユーザーがCopilot ChatでClaudeを選択可能。Government Cloud16やソブリンクラウド17では利用不可、EU/EFTA/UKはデフォルトでオフ 2026年4月上旬にロールアウト済み
なし (更新)Viva Insights:Microsoft Graph Data Connect18経由のエクスポート廃止 2026年7月廃止。既存ユーザーはVivaが推奨する代替手段19への移行が必要。新規オンボーディングは2025年11月停止済み 廃止:2026年7月
なし Copilot Chat:Calendar Agent20によるカレンダー管理の自動化 自然言語で会議の承諾・フォロー・拒否・削除を自動化。Copilotライセンスユーザー向け Frontier:2026年4月下旬〜5月上旬
なし Legal Agent for Word(米国法律専門家向け) 契約書レビュー・リスク特定・条項比較・をWord内でサポート。Frontier Public Preview(米国テナントのみ、オプトイン必要) Frontier PP:2026年4月
554936 (更新)Outlook:共有・委任メールボックス21でCopilot Chat対応 Copilotライセンスユーザーが共有・委任メールボックスでCopilot Chatを利用可能に。Outlook(Classic)ではまだ利用不可 TR:2026年4月上旬〜5月上旬
GA:2026年5月上旬〜6月上旬
なし (更新)Excel:追加エージェントアクセス機能のロールアウト一時停止 「…」メニューからの追加エージェントアクセス機能のロールアウトを一時停止。チャット機能は引き続き利用可能 再開時期未定
552592 (更新)Copilot:Copilot Chatのエンティティ挿入表示の改善22 エンティティ名がチャット入力欄にテキストとして表示されなくなり、プロンプトがクリーンに GA:2026年5月中旬〜下旬
なし Agent Registry APIのAgent 365への移行 Agent 365によるエージェント管理の一元化。既存のエージェントレジストリAPIは2026年6月15日に廃止 GA:2026年5月上旬〜下旬
  1. SharePointリストとは、SharePointに作ることのできるテーブル形式のデータ管理機能です。これまでCopilot Studioのエージェントが参照できるナレッジソースは、SharePoint上のファイル(例:Word・PDF)などでした。今回のアップデートで、リストも参照できるようになり、例えば「問い合わせ一覧を見て対応状況を答えるエージェント」が作りやすくなりました。

  2. 音声エージェントとは、分かりやすく言うと、コールセンターの自動音声対応をAIで作るイメージです。Copilot Studioにはエージェントの品質評価機能がありますが、チャットベースのエージェント専用でした。今回のアップデートで、音声を自動的にテキスト変換することで、同様に品質評価できるようになりました。

  3. Power Platform CLIは、Power Platformをコマンドで操作するツールです。これまでCopilot Studioのエージェントは、ブラウザから手動で作成・更新・デプロイするしかありませんでした。今回のアップデートで、CLI経由で操作できるようになりました。Power Platform CLIのコマンドの概要は、こちらのページをご参照ください。

  4. Agent 365とは、組織内のCopilotエージェントを一元管理するMicrosoftのプラットフォームです。詳しくは、こちらのページをご参照ください。ページ中段のデモが分かりやすいです。

  5. 割り当ては以下のフローで実施します。
    ①グローバル管理者またはユーザー管理者アカウントを使ってMicrosoft 365管理センターにサインイン。
    ②ロール>ロールの割り当てを選択。
    ③「AIリーダー」(AI Reader)を選択。

  6. Microsoft管理センターの「ライセンス」の下に、「ライセンスリクエスト」の項目が出てくる。
    以下の画像を参照(「ライセンス」と「請求と支払い」の間)。
    image.png

  7. 「プライベートコミュニティ・イベントコンテンツ」とは、Viva Engageが主な対象と思われます。メッセージセンターの画像では、「Viva Engageでの本日の自分の投稿を見せて」とのプロンプトが示されていました。

  8. グラウンディングとは、Copilotが回答する際に参照する情報源のことを指します。

  9. Copilot Notebooksとは、調査・分析・まとめ作業のためのAIワークスペースです。詳しくは、こちらのページをご参照ください。上部の動画が分かりやすいです。

  10. Anthropicモデルとは、Anthropic(米国のAI企業)が開発したAIモデルです。2026年5月3日現在、Claudeシリーズと同義です。公式ベンチマーク(ClaudeGPT)から、コーディングや長文処理はClaudeが有利と言えそうです(2026年5月3日時点)。「短いテキストを素早く生成」するならGPT、「長い企画書や報告書を編集」するならClaudeといった使い分けができそうです。

  11. EFTA(欧州自由貿易連合)とは、EUに加盟していないがEUと密接な関係を持つスイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインの4か国です。EU/EFTA/UKは、GDPRという世界で最も厳格なデータ保護法が適用されるため、デフォルトで無効となっています。

  12. 音声プロファイルとは、話す人の特徴を学習し、その人を識別できるようにするためのデータです。Copilotが「この声は○○さんだ」と判断できるようになり、文字起こしや要約精度の向上に繋がります。これまでは手動で設定画面から登録する必要がありましたが、このアップデートにより、会議中に話すだけで登録が完了します。管理者による設定変更はPowerShellを使う必要があります(詳細はこちらのページ)。音声プロファイルの詳細は、こちらのページをご参照ください。

  13. EDUテナントとは、教育機関向けのMicrosoft 365テナントです。EDUテナントが対象外となっているのは、Microsoftが未成年を多く含む教育環境への展開を慎重に進めているからだと思われます。米国のCOPPA(子どもオンラインプライバシー保護法)も、背景にあると考えられます。

  14. Viva Copilot Analyticsとは、組織内でCopilotがどう使われているかを管理者・経営層が把握するためのダッシュボード機能です。詳しくは、こちらのページをご参照ください。

  15. Copilot APIドメインとは、CopilotがMicrosoftのサーバと通信する際に使うアドレスのことです。なお、このアップデートは、2023年4月にMicrosoftから発表された方針と一致します。

  16. Government Cloudとは、この場合米国政府専用のMicrosoft 365環境を指します。具体的には、①GCC(米国の連邦・州・地方政府機関)・②GCC High(米国の国防機関)・③DoD(米国国防総省)です。詳しくは、こちらのページをご参照ください。

  17. ソブリンクラウドとは、特定の国・地域の法律・規制に準拠した専用クラウド環境です。

  18. Microsoft Graph Data Connect(MGDC)とは、Microsoft 365の大量のデータをMicrosoft Azureに一括転送するためのパイプラインです。詳しくは、こちらのページをご参照ください。

  19. 代替手段は、Viva Insights Power BI Connector to Microsoft Fabric、またはCSVエクスポートです。

  20. Calendar Agentとは。カレンダー管理を自動でやってくれるAIエージェントです。詳しくは、こちらのページをご参照ください。

  21. 共有メールボックスとは、複数人が共通で使うメールボックスです。委任メールボックスとは、アクセス権限を付与された他者のメールボックスです。このアップデートは、共有メールボックスを使うカスタマーサポートや、社長のメールボックスを管理する秘書にとって役立つものと考えられます。

  22. 要は下記の画像のようになる、ということです。これまでチャット欄にそのまま表示されたエンティティが、上部に表示されます。
    image.png

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