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レストランに例える、Webサービスの全体構成【第5回】

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― キャッシュ(Cache)で人気殺到メニューを高速サーブ!

🍝 前回のまとめ:速度=サービス品質

前回、大行列の待機管理もRedisで乗り切りましたが、

新たな“課題”が現れました。

「このパスタ、なぜみんな頼むの!?」

注文の7割が同じメニュー。

Webサービスなら

「特定データへのアクセス集中でシステムが遅くなる」

現象です。

これを解決する鍵が**キャッシュ(Cache)**です。

🥘 人気メニューがバカ売れ! そのとき何が起きる?

レストランで一番人気メニュー=処理量の多いデータ。

問題は――

麺を毎回ゆでて

ソースをイチから作り

具材も毎度刻み直し…

手間のかかる工程を何度も繰り返す必要があること。

お客様が1~2人なら平気ですが、

50人一気に来たらキッチンは大混乱。

Webサービスも

  • 1つのページやデータへの閲覧集中
  • DBへの問い合わせ激増
  • 同じ計算・読み込み・ロジックの繰り返し

…で、サービス全体が劇的に遅くなります。

🍱 シェフの戦略:「あらかじめ作り置き!」(キャッシュ)

オーナーシェフは決断します。

「こうも人気なら、毎回最初から作らず、

まとめて作っておこう!」

これが**キャッシュ(Caching)**の考え方です。

レストラン流に言えば:

  • 人気メニューを事前に大量調理(キャッシュ)
  • オーダー入り次第すぐサーブ
  • キッチン負担減・お客様も待ち時間減

Webサービスのキャッシュも、仕組みは同じです。

⚡ キャッシュ(Cache)とは?

一言でいえば

「リクエストの多いデータを高速ストレージに保管し、アクセス時すぐ返せるようにする仕組み」

これまでRedisは

  • 待機列管理の“超高速メモリ”

    として紹介しましたが、

    キャッシュ用途でも最強です。

シーン キャッシュの役割
人気商品/記事の閲覧 DBに毎回問い合わせず、キャッシュから即返却
よく使うユーザー情報 毎回MySQLやDBへ深掘りしない
複雑な計算結果 再計算せずキャッシュ済み値を使う

効果は絶大:

  • レスポンス10倍速
  • DB負荷最大90%
  • ユーザーも瞬時に結果を体感

🔥 キャッシュ導入の実際の効果

  1. DB負荷の劇的削減

    「麺を毎回ゆで直し」不要

  2. サービス応答大幅高速化

    RAMベースでミリ秒→サブミリ秒レベル!

  3. トラフィック増にも強い

    1万件のリクエストもキャッシュがサクサク返す

  4. UX向上

    ページの瞬間表示=離脱・行列激減

🧩 作り置き料理=腐らない? キャッシュの有効期限(Expiration)

「作り置きは便利だけど…

古くなると味が落ちますよね?」

そこで**キャッシュにも消費期限(TTL:Time to Live)**を設けます。

(実際は戦略ごとにさまざまな設定あり)

  • 人気メニューでも短時間ごとに新規調理&更新
  • 古いキャッシュは自動廃棄
  • 常に新鮮な状態を維持!

🧭 キャッシュ vs DB 役割まとめ

システム たとえ 特徴
DB すべての注文記録を残す帳簿 遅いが安全・消えない
Redisキャッシュ 人気メニューを作り置きする棚 超高速・よく変わるデータ向き

競合ではなく、役割分担の関係です!

🚀 結論 ― キャッシュはトラフィック爆発時の必須戦略

  • 人気メニューは絶え間なく注文が入る
  • 毎回最初から作ると厨房がパンク
  • あらかじめ作り置き=(キャッシュ活用)で圧倒的高速化
  • 開発ではこれをキャッシュと呼ぶ
  • Redisはキャッシュシステムとして最高峰、サービス全体のパフォーマンスを押し上げる

――レストランはこの戦略で、

行列ができても余裕でサービスを提供できるレベルに進化しました!

🍰 次回予告

キャッシュでレスポンスは速くなった。

でも、トラフィックは止まらない。

次に必要なのは処理能力そのものを増やすこと。次回は サーバー増設(Scale-out) をレストランに例えて解説します。

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