今回はPower AutomateのProcess Mining機能についての続報のご紹介です。
Power AutomateでProcess Miningが利用できるようになったことは以前お伝えさせていただきました。
https://qiita.com/sa1983to/items/5a158d64744d6208ea67
そして、しれっとProcess Miningのテンプレートも出てきたので、こちらをご紹介します。
また、ご存知の通りプロセスマイニングに関してはMicrosoftは後発であるため、MicrosoftのProcess Miningが他と比較して秀でている個所を1つご紹介できればと思っております。
まず、私がプリセールスとして担当しているDynamics365に対しては、倉庫管理についてテンプレートが出ています。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/supply-chain/warehousing/warehouse-material-movement-analysis
(何故、O2CとかP2Pじゃなくて倉庫管理なんだ!!という思いは私も持っております。。。)
こちらはPower AutomateのProcess Miningで「材料移動 D365 SCM(プレビュー)」を選択すると、設定を進めることができます。
遷移した画面で「Deploy new process」を選択すると、設定画面に進めることができます。
こちらは完全にハードコーディングされているテンプレートであるため、Activityと期間のみが選択可能となっております。
対象のActivityは設定されている3つのみが選択可能です。
Number of month to loadには対象データの期間の長さを指定します。
私の場合、倉庫管理のトランザクションは事前に登録されているデモデータのみであったため、長めの48か月としました。
そのまま進めていただき、しばらくお待ちいただくと、下記の様なプロセスマイニングが立ち上がってきます。
さて、テンプレートができましたよということもご紹介したかったポイントではあるのですが、私がここで是非見ていただきたいのは、画面右側です。
はい。他のMicrosoft製品と同じく、Copilotが搭載されています。
プロセスの要約や、ボトルネックの分析を自然言語によって提示してくれます。
私の環境ではできていないのですが、こちらのCopilotからPoawer AppsやAutomateの作成まで行えるようになるとのことです。
以前言及した通り、プロセスマイニングはローコードやRPA・DPAと非常に相性が良いものです。
こちらの機能により、俗にいう"ハイパーオートメーション"なビジネスをご支援できるのではと思っております。
参照元Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=M1DRGukmiRw&list=LL&index=20
正直今回ご紹介したテンプレートはなんとも微妙なセレクションと言わざるを得ませんが、マイクロソフトのプロセスマイニングのこれからに期待を頂けるような内容はご紹介できたのかなと思います。
また次回の投稿でお会いしましょう。