1:割り込みとは
イベントが発生したことをCPUに通知するための合図です。割込みが発生すると、CPUは、現在実行中のプログラムを一旦停止して、割り込みの対応をします。割込みの対応が終わると、一旦停止したプログラムを再開します。割込みが発生した時に実行するプログラムを「割込みプログラム」と言います。割込みを使えば、CPUが何をしていたとしても、,ただちに割込プログラムを実行させつことができるのです。
2:割込みの種類
①内部割り込み:プログラムを実行した結果として発生する割込みです。したがて、プログラムを実行していなければ内部割込みが発生することはありません。
・SVC割込み:OSのシステムコール命令の一種であるSVC(スーパバイザコール)の実行によって発生する。システムコールシステム命令とは、OSが提供する機能を呼び出す命令である。
・プログラム割込み:0除算、オーバフローなどのプログラムのエラーで発生する。
・ページフォルト:要求したページが主記憶上に存在しない時に発生する。
②外部割込み: CPUに接続されている周辺装置の状況に応じて発生させる割込みです。プログラムの実行と関係なく発生します。
・入出力割込み:入出力動作の完了時(キーボードを押した時など)に発生する。
・タイマ割込み:指定した時間が経過した時に発生する。
・機械チェック割込み:ハードウェアの異常時に発生する。