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FreeBSDAdvent Calendar 2021

Day 5

FreeBSD 公式サイトめぐり(2021年版)

Last updated at Posted at 2021-12-04

公式*.freebsd.org を見よう(落とし穴注意)

迷ったらググって情報が探すことが多いですが、検索で引っかかった断片的情報をかき集めるより、公式サイトにあるまとまった情報を探ったほうが結局早いということも多いです。やはり「公式のここらあたりになんか書いてあったはず」というのを把握しておくのが大事ということです。
しかし歴史の長いOSなので、古いまま放置(特に日本語ドキュメント)されていたりといったことがありがちなので、そういった落とし穴に注意しつつ、こんな情報源がありますよという紹介を簡単に紹介していきます。

一般ユーザー向け

公式トップページ www.FreeBSD.org

全ての基本です。ダウンロードページやドキュメントなどが集まっています。以下で紹介するサイトの多くも、基本的にはこのトップページから飛べるようになっています。
日本語翻訳版は

です。

www.jp.freebsd.org (FreeBSD友の会)のページは無視

日本の FreeBSD ユーザーには昔からおなじみで、現在でも検索で上位に出てくる

ですが、現在メンテされておりません。
情報も化石級に古いままで、リンクも切れまくった状態です。考古学的な意味でしか参照する意味がないので、現在の情報はwww.freebsd.orgの公式サイトを見てください。
くれぐれもここを見て

FreeBSD は終わってしまったのか…… R.I.P. :pray:

などと勘違いしないでください。

使い方はハンドブックで

FreeBSDの使い方の基礎を見るならこちら。基礎と言ってもかなり高度なことも書かれているので、迷ったらまず最初に目を通すべきドキュメントだと思います。

日本語版は

日本語版は英語版の翻訳なので、日本語版で釈然としない場合や古い場合もあるので、そういう場合は英語版を参照してください(ハンドブックは今はそこまで古くは無いと思いますが)。

英語版

FAQ に疑問の回答があるかもしれない

わからないことはすでにFAQ(よくある質問集)に回答がまとめられているかもしれません。

FAQ の日本語版もありますが、古い状態のまま放置されているので英語版を参照してください。

オンライン man ページはFreeBSD 以外のシステム(Linux, HP-UX, SunOS)も見られる

オンラインでmanの検索ができるページ。各バージョンの FreeBSD のmanが見られるだけでなく、他のBSD(NetBSD, OpenBSD)やLinux(CentOS, SUSE, Debian)、HP-UX、Solaris(SunOS 5.10 = Solaris10まで)などのmanが見られる。「このコマンドは他OSでどういう動きなのかな?」みたいなことが容易に調べられて便利です。

現在進行系な情報が見られる wiki.freebsd.org

各ハードウェアやソフトウェアの対応状況や使いかたなど、ハンドブックより広範で進行中な内容が集まっています。

では Raspberry Pi の対応状況やハマりどころのヒントとかが集められています。

グラフィック対応のプロジェクトのページ。プロジェクトメンバーの紹介や、ドライバの設定方法、残っている問題点などがまとめられています。

バグ報告

バグを見つけた時にバグ報告や、すでに報告されているバグの検索などは以下のbugzillaサイトで探してみましょう。

意見交換

英語で参加しづらいですが、 以下の The FreeBSD forums が結構活発です。
同じようなことを悩んでる人も多いので、やりとりが参考になるかもしれません。

ちょっと開発者向け

私自身が FreeBSD 開発者というわけではないのですが、ユーザーとして中身を知りたい場合に参考になる所です。

ソースリポジトリ参照

FreeBSDのソース管理は Subversion から git に移行しました。
ソースを取り込むには git clone https://git.freebsd.org/src.gitすればいいのですが、ちょっとだけソースの中身を参照したいという場合は以下から。

ソースリポジトリの参照

ports の仕組みを知りたい

野良portsを作りたいとか、ちょこっと変えたバージョンを作りたいとか、portsをいじりたいときにはこのハンドブックを見れば、ports 特有の Makefile の書き方やmakeのターゲットなどが解説されています。最終的にFreeBSD公式 ports として取り込まれる要件などもわかります。

Porter's Handbook 英語版

日本語版(やや古め)

コードレビューの状況

FreeBSDでは修正パッチを作成したら、以下のPhabricatorサイトでコードレビューを受けてからマージされるという流れになっています。新しい機能や修正がどういう経緯で入ったのかがここを見ればわかるようになっています。

開発者ハンドブック

FreeBSD 開発者としての基本情報がこちら。
ガチ開発者じゃなくても、ベンチマーク取るときの注意点やカーネルダンプのとり方とか、部分的でも勉強になる所が多いです。

まぁ色々書きましたが

とにかく www.ja.freebsd.org はスルーすることだけ覚えていただければ……。

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