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DatadogAdvent Calendar 2024

Day 9

キーワード「E」を監視せよ!

Posted at

ログあるある

いつの時代でもシステムの動作確認では重要な役割をする「ログ」ですが、
「Error」ひとつでも表現方法はアプリ/ミドルによって様々です。

例えば以下のようなエラーログがあります。

1. ど直球

PROCESS | Error | Host unknown.

2. コロン系

E:Host unknown 

3. カッコ系

[E] Host unknown 

4. 察して系

E Host unknown 

さて、どう監視しようか?

オールドツール(と言っては失礼かも)では、特殊文字を気にしないものもあり、
まんまの形でログ監視キーワードに指定していました。

文字列にキーワード[E]があったら、アラート検知・通知や!
文字列にキーワードE:があったら、アラート検知・通知や!

Datadogでは?

「Error」はそのままのキーワードでも検知出来ます(本当は良くない)が、
特殊文字を含むとそのまま文字としては使えません。
そこで、2通りのやり方を考えました。

其の1 DatadogAgentでGrepしちゃおうぜ!

DatadogAgentがインストールされている前提ですが、
ログ監視のconf.yamlに以下のように設定しました。

  - type: file
    path: /var/log/test.log
    service: hogehoge
    source: hoge-channel
    log_processing_rules:
     - type: include_at_match
       name: inc_messages_err
       pattern: (E:)

さて、テストしようか。
image.png

結果は、、うむうむ。よしよし。「E:」だけを取得出来たぞい。
image.png

でも、「E:」以外のログが取得出来ないじゃん!!
障害対応等では前後のログが意味を持ち、文脈が重要な場合もあるので没。。

其の2 Datadogコンソール上で特殊文字をエスケープすれば良くない?

DatadogAgentではログの絞り込みはせず、全量を連携させます。
連携されたログの中から、「E:」を探す作戦です。

こんな感じでどうかな?
image.png
だめだ (T T)
image.png

じゃあ、ぐろっくぱーさーを使おう(Grok Parser)

Datadogには協力なPipelinesがあるじゃないか!
image.png
https://docs.datadoghq.com/ja/logs/log_configuration/parsing/」より引用

パイプライを新規で作成→今回はベタに「E-colon」と命名
image.png

ログのサンプルと定義を作成すると簡単にルールが出来ちゃう!
image.png

後は、作成したルールをログエクスプローラーで検索してみると、、、
image.png

出来た!これで他のログを取得しつつ、監視用のキーワードも設定出来るぞぉぉぉ
どんなパターンでも特殊文字でもきっと大丈夫だ!たぶん!!
image.png

という事で、ログ監視はまだまだ続く

今回はとてもシンプルなものの話でしたが、ログが複雑なパターン等も出てきており、
色々と試行錯誤をしながら対応をしている日々です。
今後はパターン分析等での活用など、まだ(自分が)知らないDatadogの機能と格闘する所存です!

おしまい

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