PostgreSQLを利用する機会があったので、個人の備忘録として記事を作成しました。
インストール方法
バージョンについて
こちらのページでpostgresql-12.1-1-windows-x64.exeをダウンロード
下記の設定でインストールを行った
Installation Directory: D:\PostgreSQL\12
Server Installation Directory: D:\PostgreSQL\12
Data Directory: E:\PostgreSQL\12\data
Database Port: 5432
Database Superuser: postgres
Operating System Account: NT AUTHORITY\NetworkService
Database Service: postgresql-x64-12
Command Line Tools Installation Directory: D:\PostgreSQL\12
pgAdmin4 Installation Directory: D:\PostgreSQL\12\pgAdmin 4
Stack Builder Installation Directory: D:\PostgreSQL\12
環境変数にパスを追加
環境変数の「Path」にPostgreSQLの「bin」フォルダのパスを設定します。
(上記のServer Installation Directory
のフォルダの中にbinというフォルダが存在します)
設定できているかの確認
コマンドプロンプトを実行して、下記のコマンドを実行し、バージョン情報が返ってくると正しく設定できています。
psql --version
PostgreSQLサービスの停止と開始
Windowsにインストールした場合は既にサービスに追加されているため、スタートメニューで「サービス」と検索し、サービスのウィンドウを開きます。
データベースの作成
postgres=# create database slackdb;
CREATE DATABASE
postgres=# \l
を利用して、データベースの一覧を確認してみましょう。
postgres=# \l
データベース一覧
名前 | 所有者 | エンコーディング | 照合順序 | Ctype(変換演算子) | アクセス権限
-----------+----------+------------------+--------------------+--------------------+-----------------------
postgres | postgres | UTF8 | Japanese_Japan.932 | Japanese_Japan.932 |
slackdb | postgres | UTF8 | Japanese_Japan.932 | Japanese_Japan.932 |
template0 | postgres | UTF8 | Japanese_Japan.932 | Japanese_Japan.932 | =c/postgres +
| | | | | postgres=CTc/postgres
template1 | postgres | UTF8 | Japanese_Japan.932 | Japanese_Japan.932 | =c/postgres +
| | | | | postgres=CTc/postgres
(4 行)
スキーマの作成
template1=# \c slackdb
で確認したいデータベースに接続します。
slackdb=# \dn
でスキーマの一覧を確認します。
template1=# \c slackdb
データベース"slackdb"にユーザ"postgres"として接続しました。
slackdb=# \dn
スキーマ一覧
名前 | 所有者
--------+----------
public | postgres
(1 行)
初期設定では、「public」のみしか存在していないため、今回は、「private_information」を作成したいと思います。
slackdb=# create schema private_information;
でスキーマの作成を行います。
slackdb=# create schema private_information;
CREATE SCHEMA
slackdb=# \dn
スキーマ一覧
名前 | 所有者
---------------------+----------
private_information | postgres
public | postgres
(2 行)
正しく作成されたことが確認できます。
データベースを特定のパソコンに公開する場合
閲覧する側のIPアドレスを確認する
下記のコマンドで閲覧したいパソコンのIPアドレスを確認し伝えてもらいます。
ipconfig
設定ファイルを変更する
PostgreSQLのダウンロードした場所にdata
フォルダ内のpg_hba.conf
ファイルの内容を変更します。
一番下に下記の設定を追加します。(Xの部分を上記の手順で確認したIPアドレスに置き換えてください。
host all all XXX.XX.XXX.XXX/32 md5