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Cisco機器からIOSを吸い出す方法

Last updated at Posted at 2024-11-06

CiscoルータからIOSを吸い出す

GNS3 (https://www.gns3.com/) では実際のCiscoルータのOSをダウンロードして適応させてNWのシュミレーションができます。
今回はGNS3で自前のルータのIOSを使うために書いた備忘録です。

環境と用意するもの

環境
PC: Windows 11 Home 23H2
Router: Cisco 1812-J

用意するもの
Tera Term
LANケーブル(ストレートでもクロスオーバーでも)
コンソールケーブル

手順① PCでTFTPの設定をしよう

IOSを受け取るPCをTFTPクライアントとして設定します。
Windows 11 ではデフォルトでTFTPクライアントのソフトウェアが入っていますが、有効化とファイアウォールの設定をしないと使えません。

コントロールパネルを開く

コントロールパネル → プログラム
image.png

Windows の機能の有効化または無効化 → TFTPクライアントにチェックを入れる
image.png

コントロールパネル → システムとセキュリティ
image.png

Windows Defender ファイアウォールをクリック
image.png

Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可をクリック
image.png

設定の変更 → 別のアプリの許可... → 参照 → "C:\Winsows\System32\TFTP.EXE" を選択 → 追加
image.png

簡易ファイル転送プロトコルアプリケーションが追加されていれば成功
image.png

手順② 配線とコマンドを設定しよう

配線

下の図では緑色がコンソールケーブル、青がLANケーブルです。
コンソールケーブルはConsoleポート
LANケーブルはFastEthernet 0ポート
に配線しました。
image.png

TFTPサーバの設定をする

Tera Termからシリアル → 該当するシリアルポートを選択 → OK
image.png

投入するコマンドは以下のようにしました。

enable
configure terminal
interface fastEthernet 0
ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
no shutdown
exit
tftp flash:c181x-advipservicesk9-mz.151-4.M12a.bin

特筆する箇所は、tftpコマンドです。
tftpコマンドで送信するバイナリファイルを選択します。
バイナリファイルファイルを選択しないと、PCのコマンドプロンプト上で接続要求に失敗してしまいます。
選択するIOSのバイナリファイルが複数ある場合があります。
詳しくは下記の記事を参照されてみてください。

PCでIPアドレスを設定する

設定 → ネットワークとインターネット → イーサネット → IP 設定の編集 → 保存

IPv4 オン
IPアドレス 192.168.1.100
サブネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.1.1
優先DNS 8.8.8.8

手順③ コマンドプロンプトでIOSをダウンロードする

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。

tftp -i 192.168.1.1 get c181x-advipservicesk9-mz.151-4.M12a.bin

"-i" はバイナリファイルをダウンロードするときに付加するオプションです。
設定に不備がなければ、1分弱でダウンロードが可能です。

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