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Web API入門#3 〜URIの基礎知識〜

Last updated at Posted at 2021-01-11

はじめに

タイトルについて記事にしました。
この記事で得る内容は以下の通りです。

・ URIの基礎について

■ Web API入門についての過去記事
Web API入門#1 〜APIとWeb API、Webの概要〜
Web API入門#2 〜REST、アーキテクチャについて〜

URIについて

前回、前々回でURIは、Web上にあるリソースを識別するIDであると説明をしました。

URIにアクセスをすることにより、リソースを使ってデータを加工し、Webページを表示したり
データを操作して、APIにリクエストを要求し、リソースを変更したりetc...色々なことができます。

また、URIはリソースを識別するIDなので、一意性(重複してはならない)である必要があり、構文が定められています。

URIの構文

次に、URIの構文について説明をします。

https://s79ns:pass@qiita.com:8000/posts?id=1&category=api#about
|  ①  |    ②    |    ③    | ④ |  ⑤  |       ⑥       |  ⑦  |

① URIスキーム・・・通信プロトコルを指すことが多く、大半はhttpかhttpsです。

② ユーザー情報・・・あまり使いませんが、username:passwordの形式で表現します。
           ※ herokuの自動デプロイ設定時にs79ns/portfolioのように指定した記憶があります。

③ ドメイン名・・・DNSで名前解決できるドメイン名 or IPアドレスで、大半はドメイン名が使われます。
          ※ 指定したドメインを使ってアクセスできるかどうかで、名前解決できるか判断します。

④ ポート番号・・・プロトコルで用いるTCPポート番号です。
          ※ ポート番号は、家があったとしたら、家のドアにあたります。

⑤ パス・・・階層を表す、一意なリソースを表します。
       ※ パスは、postsという部屋の中の、更に奥のことを指します。(押入れなど)

⑥ クエリパラメータ・・・名前+値形式で情報を追加していきます。(&でつないで次のカテゴリー=値...)

⑦ URIフラグメント・・・ Webページの内部の位置を示します。
             ※ HTMLでid属性をつけて、特定の位置までスクロールするアレです。

URIのパス指定方法

今回、3つご紹介します。

絶対URI

先頭からの完全パスです。例えば下のような絶対URIは、editにアクセスする時は、先頭からアクセスをします。

https://qiita.com/edit

相対URI

起点から相対的なパスを指定します。絶対URIで指定すると冗長になってしまう時に使い、cdコマンドでディレクトリ間を移動する方法と考えは同じです。

ベースURI

相対URIの起点を決めるためのURIです。HTMLのheadタグ内にbaseタグを指定するやり方であったり
様々な手法があるようです。

URIと文字

URIは使える文字が限られており、これらのASII文字を使うことができます。

・ アルファベット(大文字小文字問わず):A〜Z

・ 数字:0〜9

・ 記号:-(ハイフン) .(ピリオド) 〜(ニョロ) :(コロン)@(アットマーク)( )(かっこ開きと閉じ)
    !(エクスクラメーション)$(ダラー)&(アンパサンド)'(シングルクォーテーション)

日本語などの文字はそのままだと使うことができず、表示する際は、%エンコーディングが必要です。
実際のURIが左のように表示されていても、コンピュータでは%エンコーディングにより右のように処理します。

https://qiita.com/あ → https://qiita.com/%E3%81%B2

UTF-8のような文字コードは、表示するコードやコンピュータが実際に扱う文字の対応表みたいな存在です。

次の記事はこちら

Web API入門#4 〜クールなURIの設計方法について〜

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