この記事ではVPN経由でのアクセス確認について触れていますが、あくまで原因の切り分け手段として使用したものです。
VPN経由での注文・決済を推奨するものではありません。
アクセス元国と配送先・請求先国が異なることで、不正検知や決済保留等のトラブルが発生する可能性があります。
実施する場合は自己責任でお願いします。
はじめに
その声は、我が友、李徴子ではないか?
いいえ、違います。こんにちは、はしもと(仮名)です。
ある日、愛すべきClaude Codeのマスコット Clawdくん のステッカーを購入しようと思い立ち、Sticker Muleにアクセスしました。
403 Forbidden。は?
正確な時期は不明ですが、2026年5月上旬あたりからこの状態が続いていると思います。
キャッシュ消した。Cookie消した。シークレットモードにした。Safari試した。
スマホでSIMを切り替えて複数のキャリア回線を試した。PCの自宅Wi-Fiでも試した。
何をやっても全部403です。
さすがに自分の環境がおかしいのかと疑い始めたところで、ちょっと冷静になって調べてみました。
この記事はその調査記録です(2026年6月時点)。
Sticker Muleとは
Sticker Muleはオリジナルステッカーやラベル等を注文できるカスタム印刷サービスです。
Claude Code CLIユーザーなら /sticker コマンドを知っている人も多いんじゃないでしょうか。
ターミナルで叩くとSticker MuleのClaude Codeステッカー販売ページに飛ぶ、ちょっとした隠しコマンドです。
Claude Codeのキャラクターステッカーとかがここで買えるんですよね。
自分もこれで買おうとしたのがきっかけでした。飛んだ先が403だったわけですが。
何が起きたか
https://stickermule.com/ にアクセスすると、こう返ってきます。
以上。ページの内容もエラーメッセージも何もない。ただの403。潔い。
X上での報告
自分だけではないことを確認するために、X(旧Twitter)でも調べてみました。
やはり同様の報告がいくつかありました。
やったこと(全部ダメだったやつ)
自分の環境を疑って、考えられる切り分けは一通り試しました。
| 試したこと | 結果 |
|---|---|
| Chrome | 403 |
| Chrome シークレットモード | 403 |
| Safari | 403 |
| スマホ(キャリア回線A) | 403 |
| スマホ(キャリア回線B) | 403 |
| PC(自宅Wi-Fi) | 403 |
| iCloud プライベートリレーOFF | 403 |
| IPアドレスのトラッキング制限OFF | 403 |
全滅です。ブラウザでもなく、回線でもなく、デバイスでもなく、プライバシー設定でもない。
VPNで切り分ける
ここで「もしかして、日本からのアクセス自体が弾かれてる?」と思い、Proton VPNを使って海外経由でアクセスしてみました。
| VPN接続先 | 結果 |
|---|---|
| VPNなし(日本) | 403 Forbidden |
| アメリカ(US-FREE#23) | 正常表示 |
| カナダ(CA-FREE#4) | 正常表示 |
| オランダ(NL-FREE#215) | 正常表示 |
VPN経由だと普通に見えます。
トップページがしっかり表示されて、商品一覧も、レビューも、全部見える(日本語表示はブラウザの言語設定によるものです)。
アメリカ経由
カナダ経由
オランダ経由
VPNを切った瞬間に403。
つまり、日本のIPアドレスからのアクセスが弾かれています。
Check-Hostで確認
もう少し客観的なデータがほしかったので、Check-Hostを使って世界各地からのアクセス状況を調べました。
https://www.stickermule.com に対するHTTPチェックの結果がこちらです。
大半の国が200 OKを返す中、Japan, Tokyoは403 Forbidden。
ただ、403を返しているのは日本だけじゃないんですよね。
Hong KongやIranでも403が出ています。
単純に「日本だけ狙い撃ちでブロック」ではなく、CDNやWAFの地域判定・アクセス制御が一部地域に対して誤作動している可能性が高いと思っています。
サポートに問い合わせた
VPN経由でサポートページにアクセスし(そう、サポートページすら403なので)、以下の内容で問い合わせを送りました。
- 日本の複数キャリア回線・自宅Wi-Fi、複数デバイス(スマホ、PC)、複数ブラウザ(Chrome、Safari、シークレットモード)で403 Forbiddenが返ること
- VPNやプライバシー設定は関係ないこと
- Check-Hostで日本東京ノードが403を返し、他の多くの地域では200が返ること
- CDN/WAFの地域判定に問題がありそうなこと
サポートからの返信
数日後、サポートから返信がありました。意訳するとこんな感じです。
その地域から403出てるのはワイらも認識してて、今直してるで〜。いつ直るかはわからんけど、ちょいちょい見に来てな〜
つまり、こちらの環境の問題ではなく、Sticker Mule側のインフラに起因する地域的なアクセス障害でした。
原因がWAFの設定ミスなのか、CDNのルール変更なのか、はたまた意図的な地域制限なのかまではわからない。ただ「修正対応中」と言っている以上、意図しない動作だった可能性が高いと思います。
同じ症状の人へ
VPN経由でサイトにアクセスすれば表示自体は可能です。
ただし、VPN経由での注文・決済については冒頭の注意書きのとおり。
Sticker Muleの利用規約にVPN利用の禁止は見当たりませんでしたが、アクセス元の国と配送先・請求先が食い違うと不正検知に引っかかるかもしれません。
切り分け・問い合わせの手順
同じように日本からアクセスできない状態になっていたら、こんな流れで切り分け・問い合わせできます。
-
Check-Hostで
https://stickermule.comのHTTPチェックを実行し、日本ノードだけ403になるか確認する - VPN(Proton VPN等の無料プランで十分)を使って海外経由でアクセスできるか試す
- 上記の結果をスクショして、VPN経由でSticker Muleのサポートページから問い合わせる
サポートへの問い合わせはVPN経由じゃないとサポートページ自体が403で開けないので注意です。
まとめ
サポートが「修正対応中」と返してくれたのは正直ありがたかったです。
問い合わせるまでは「日本からのサービス撤退でもしたのか?」と覚悟していたので。
ETAは不明なのがちょっと悲しいところですが、気長に待ちましょう。




