はじめに
こんにちは、QAエンジニアのヨシナです。
MagicPodにブランチ機能が追加されました!
従来は履歴機能を使ってテストケースを管理していましたが、煩雑さや品質保証の難しさなど、様々な課題がありました。
本記事では、MagicPodのブランチ機能によってQA運用がどのように最適化されたかをご紹介します。
ブランチ機能とは?
MagicPodのブランチ機能は、GitHubのようなテストケースのバージョン管理を可能にする機能です。ただし、Gitと比べると制限が存在します。
| できること | できないこと |
|---|---|
| mainからブランチを作成・マージ | ブランチからさらに新しいブランチの作成 |
| コンフリクト解決 | 共有ステップや共有UIの新規作成 |
| 共有UIの編集 | テストケースや共有ステップの名前変更 |

ブランチの詳細・マージ画面。コンフリクトが発生した際は警告アイコンがテストケースにつき、「コンフリクトを解決」ボタンが表示される。
ブランチ機能リリース前の運用と課題
ブランチ機能がない頃は、UI変更に伴うテストケース更新時、以下の課題がありました。
| 手順 | 作業 | 課題 |
|---|---|---|
| 1 | UI変更によるテストケース修正 | 修正中のテストケースを判別するため、タグで管理する必要がある |
| 2 | テストケースを履歴機能を使って元に戻す | UI変更がmainブランチにマージされるまでテストが失敗する |
| 3 | リリース時に履歴機能でテストケースを最新バージョンにする | テストケース数が多いと履歴切り替えが煩雑で、作業工数が増加 |
この運用は、テストケース更新が煩雑で、リリース前の品質保証にも大きな負担となっていました。
ブランチ機能による改善
ブランチ機能導入後は、以下の作業が不要になりました。
- 編集中テストケースにタグを付けて管理すること
- 履歴機能を活用したバージョン管理
また、GitHubと同様にブランチ運用ルールを設ける必要がありました。
運用ルール
| シナリオ | ルール |
|---|---|
| テストケース作成 | mainで作成(タグで指定) |
| テストケース修正 | 1. ブランチを切る 2. 修正 3. 機能リリース前にmainへマージ |
| 機能リバート | 1. 履歴機能で修正前に戻す 2. 戻した状態からブランチを切る 3. 再リリース後にmainへマージ |
ブランチ命名規則
| シナリオ | ブランチ名 | 例 |
|---|---|---|
| QA修正 | fix-qa/{チケット番号_修正内容} |
fix-qa/940_ログイン機能 |
| 機能リリース修正 | GitHubブランチ名 | feature/1234_feature_name |
| リリース修正 | GitHubリリースブランチ名 | feature/2468_release_20250812 |
| リバート | GitHubリバートブランチ名 | revert-5678-fix/3829_branch_name |
まとめ
ブランチ機能導入で、テストケースの更新がシンプルになり、安全に検証できる環境が整いました。
一方、下記のような課題が残されています。
-
テストケース修正のリバート
リバート機能がないため、手動で修正前の状態に戻す必要あり -
mainに反映された修正が取り込めない
mainに他の修正が入っている場合、ブランチをマージした後にmainの変更の影響でテストが落ちる可能性あり
今後は、これら課題の解消や、「ブランチのブランチ作成」「共有ステップ対応」などのさらなる機能拡張に期待しています。
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