はじめに
先日LinuCレベル1に合格しました。
そもそもなんでこんな試験受けんの?いう方や、
受けるんだけどどうやって勉強したん?という方に向けて、
この資格取得を目指して勉強するメリットと、効率的な勉強の方法、
勉強する上で参考になるサイトなどをお伝えしたいと思います。
LinuCってなに?
LinuCとは、IT技術者のLinuxの技術力を測る認定資格のことです。
レベル1からレベル3まであり、Linuxシステムやネットワークの構築・運用・保守の技術力・知識などを問われます。
レベル3は各分野の専門性を問うもので、かなり実践的な試験になります。
あれ、Linux系の資格ってLPICちゃうん?という方、
LinuC設立の経緯やらLPICとの違いやらは、まあ、その、ググってください...。
なぜLinuCを受けるの?
体系的な知識の習得
わざわざ資格なんか取らなくても実務で学べるやん!という方、ごもっともです。
このご時世、コピペして使えるコマンドなんかもググればすぐに出てきますし、
業務で出くわす単語や技術を逐一調べ上げれば資格など受けずとも知識は着くでしょう。
ですが、資格取得に向けての勉強は
必要な知識を体系的に習得できるという点で非常に効率が良い
ということは言えるかと思います。
例えば業務中、コピペしたコマンドの最後らへんにある「2>&1」ってなんだっけ?とか、
ルートディレクトリにある「/usr」とか「/opt」とかよくわからんなどということがあっても、
時間に追われる中、とりあえず今のタスクができればいいや!あとで調べよ!→結局忘れてわからずじまい
なんてこと、あるあるかと思います。
資格試験の勉強は、そういった業務に追われる中で溢れがちな、
または触れる機会の少ない知識について網羅的に学べるという意味で、非常に効率が良いのです。
知識のインデックスを増やせる
また、人によっては「こんなん業務で使わねーよ!」と一瞬思ってしまう知識も中には登場します。
ですが、体系的に学ぶことの最大のメリットは、 知識のインデックスを増やせる こと。
今後の業務でそういった知識や技術に出くわした時、「全く知らない!」という状態よりも、
「あー、なんか聞いたことあるな」というインデックスを持っている状態では、
ググり方や人への質問の仕方も、解答に辿り着く精度がだいぶ変わってきます。
どうやって勉強したらいいの?
前置きが長くなりましたが、ここからは合格するための勉強法をお伝えして行きます。
教材
Ping-tは技術系の資格試験の勉強コンテンツサイトです。
LPI-JAPANの公式プラチナスポンサーでもあるので安心ですね。
私はこのサイトの
- 最強WEB問題集LinuC/LPIC Lv1-101
- コマ問LinuC/LPIC Lv1-101
- 最強WEB問題集LinuC/LPIC Lv1-102
- コマ問プレミアムLinuC/LPIC Lv1-102
をひたすら解きました。
最強WEB問題集LinuC/LPICは選択式、コマ問は記述式の問題を出題しており、
これはLinuCの出題形式に合わせた形になっています(ほとんど選択式で、1〜2割記述が入る)。
Lv1-102に関しては有料コンテンツとなりますが、2ヶ月利用で2,800円(2018年12月現在)程度なので、
書籍の参考書と問題集を買うより安いかな?というレベルです。
このサイトのコンテンツ、特に最強WEB問題集LinuC/LPICの優れている点は、
問題ごとの解説と参考サイトへのリンクが充実している ことです。
つまり問題と参考書が一体になったようなコンテンツで、わざわざ他の参考書などを買う必要が無いです。
実際私は書籍の参考書などは購入していません。
勉強法
LinuCの出題範囲は大きなカテゴリで「主題」その中の小さなカテゴリで「分野」に別れており、
Ping-tの問題もそれに合わせています。
私は基本、 一日に一分野を通しで3回解く&コマ問を使って記述問題を解く ことで、
その分野の知識を頭に入れることを目標にして勉強しました。
その際重要なのは、答え合わせの度に現れる 解説&参考リンクを舐めるように読む ことです。
ただ問題に正解することだけを念頭に置くと、その分野の詳細を含めた理解が疎かになり、
応用問題などで必ずつまづきます。また忘れやすくもなります。
ある程度理解できたら、問題を読んでその答えと理由を他人に解説するシミュレーションを頭の中でしてみると、より理解が深まります。
- 一日に一分野解いて頭に入れる
- 一主題分履修できたら改めてその主題の問題を解いてみる
- 全主題履修できたら一日一主題改めて解いてみる
私はひたすらこの繰り返しを行いました。
通勤中の電車の中や、昼休憩でご飯を食べながら、家に帰って酒を飲みながら...。
私は101、102それぞれ1ヶ月ほどの勉強期間で合格できました。やったね!
参考になるサイト
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An A-Z Index of the Linux command line
- コマンドラインのヘルプ情報が載っているサイト
- Linuxコマンドやオプションは略されていることが多く覚えづらいですが、元々の由来の単語から理解すると覚えやすくなります
-
記憶術で覚えるTCP/IP⑦アプリケーション層プロトコル
- アプリケーション層プロトコルのポート番号はただただ数字で覚えづらかったので、上記のサイトの語呂合わせを参考にしながら暗記しました
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資格取得に40代後半からチャレンジ CCNA学習のTips(IPアドレスクラス)
- IPアドレスクラスも数字の羅列なので覚えづらく、語呂合わせを参考にしました