はじめに
WindowsやMacからファイルを読み書きできるように、CentOS7上にsambaをインストールしたいと思います。
条件
- 外付けHDDは自動マウントするよう設定する
Do it!
CentOS7に外付けHDDをマウントする
まずは外付けHDDを接続してデバイスを確認します。
(rootで実施しましょう)
# parted -l
モデル: BUFFALO External HDD (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 20.5kB 210MB 210MB fat32 EFI System Partition boot
2 210MB 3000GB 3000GB hfs+ Share HD
認識されていますね。
今回使用したHDDはMacで使用していたため、HFS+でフォーマットされています。
一旦パーティションテーブルを削除して一から作り直したいので、ちょっと強引ですがddコマンドでバッサリ消します。
# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=512 count=1
あとは、partedコマンドでパーティションを作成します。
# parted
GNU Parted 3.1
/dev/sda を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) select /dev/sdb
/dev/sdb を使用
(parted) mklabel gpt
(parted) mkpart
パーティションの名前? []?
ファイルシステムの種類? [ext2]? xfs
開始? 1
終了? 100%
(parted) p
モデル: BUFFALO External HDD (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 1049kB 3001GB 3001GB
(parted) quit
通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。
XFSでフォーマットします。
# mkfs.xfs /dev/sdb1
マウントしてみます。
# mkdir /nas
# mount /dev/sdb1 /nas
マウントできているか確認します。
# mount
/dev/sdb1 on /nas type xfs (rw,relatime,attr2,inode64,noquota)
できていますね!
アンマウントしてみます。
# umount /dev/sdb1
さて、NASとして使いたいドライブなので常時(再起動時)マウントする設定をしておきます。
blkidコマンドでHDDのUUIDを調べます。
# blkid
/dev/sdb1: UUID="5262fb43-9bc8-4274-8a8d-991967729b35" TYPE="xfs" PARTUUID="e0d30066-bfb3-422a-83d3-2bb527030265"
fstabファイルに追記しましょう。
# vi /etc/fstab
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Thu Feb 16 20:48:14 2017
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
/dev/mapper/cl-root / xfs defaults 0 0
UUID=33ca97db-d5f9-44b2-a5d4-d7ec562def94 /boot xfs defaults 0 0
UUID=17E3-775E /boot/efi vfat umask=0077,shortname=winnt 0 0
/dev/mapper/cl-home /home xfs defaults 0 0
/dev/mapper/cl-swap swap swap defaults 0 0
UUID=5262fb43-9bc8-4274-8a8d-991967729b35 /nas xfs defaults 0 0
(最終行を追加しました)
再起動してマウントされているか確認します。
# reboot
sambaをインストールする
yumコマンドでサクッとインストールしちゃいます。
# yum -y install samba
設定を変更していきます。
# vi /etc/samba/smb.conf
[global]
security = user
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
[Share HD]
path = /nas
browseable = Yes
writable = Yes
read only = No
force create mode = 0666
create mask = 0666
force directory mode = 0777
directory mask = 0777
pdbeditコマンドでユーザーを追加します。
# pdbedit -a Shinya
サービスを自動起動ON&開始します。
# systemctl enable smb
# systemctl start smb
# systemctl enable nmb
# systemctl start nmb
動作確認する
Windowsの場合は、¥¥192.168.0.10、Macの場合は、smb://192.168.0.10で接続できることを確認します。