要約
- 購入後3年経過したMacBook Pro 16インチ(2019)が頻繁にkernel_task利用率上昇で暴走
- 再起動やリセットでも解消せず、ハードの問題を疑う
- 裏蓋を開けてファンのホコリを掃除したら、解消
対象機種
- MacBook Pro (16-inch, 2019) 2.6GHz RAM32GB
- BenQ GW2485TC
MacBookが熱い
猛暑なのに扇風機のみで仕事をしていたところ、愛機のMacBook Proくんがうなります。
普段からBenQの24インチモニターにつなげており、それもあってか処理が追いついていないのかな?と思いましたが、さすがにこの性能でテキスト入力すらもたつくのは、おかしい、と思いました。
困ったら再起動→ダメでした
まずは再起動。しかし、再起動してしばらくは動作が快適になるも、1時間もすると元の木阿弥。
リセットしてもダメ
こちらを参考に、NVRAM(PRAM)のリセットとSMCリセットを試みますが、状況変わらず。いよいよ寿命かと思いました。
が、室内でうなりを上げるファンの音を聞いて、「待てよ、もしかして排熱ができていないからでは?」と考えます。
裏蓋を開ける
MacbookProの裏ぶたを開けるには、特殊なドライバーが必要です。
ヨドバシ・ドットコムでこちらを購入しました。
アネックス ANEX 3470-G [特殊精密ドライバー 5溝 1.2]
購入時は785円でした。
裏ぶたのネジは全てで6カ所。そのうち、奥側(Touch Bar側)のネジはちょっと長いので、要注意です。
外す時は吸盤があった方が良い(養生テープでも可)
ネジを外しただけでは外れないので要注意です。少しコツがあります。
- 手前側(パームレスト側)に吸盤を貼り付ける
- それで浮かせてドライバーか何かを裏ぶたと本体の間にネジこむ
という流れが必要です。
ところが、手元に吸盤がありません。仕方がなく、養生テープを使いました。
養生テープ単体の粘着力では無理なのですが、
- 養生テープで長め(20cm程度)と短め(10cm程度)の2つを作る
- 手前側(パームレスト)の裏ぶたに、養生テープ短めを先に貼り、それに直行するように長めを貼る
- 長めのテープが剥がれないように、短めのテープをてこのようにして、裏ぶたを浮かせる(長めのテープの粘着力で剥がすイメージ)
というやり方です。
また、これと合わせて、
- 奥側(Touch Bar側)のネジ穴に、精密ドライバーをねじ込んでテコのようにして裏ぶたを浮かせる
このやり方を用いることで、吸盤なしでも裏ぶたを剥がすことができました。
……2つファンがあるのですが、どちらもこんな感じでホコリがぎっしり詰まっていました。
家庭用掃除機で吸い取ります。また、ファン以外の箇所は、使い捨てレンズクリーナーを使ってホコリを拭き取りました。
ホコリ除去後の写真がこちらです。
完全ではありませんが、だいぶ綺麗になりました。
裏ぶたを戻す時は、外す時と同じように、奥側(Touch Bar側)からはめていくと綺麗にハマります。
やはりファンの問題だった
再起動後、非常に快適です。kernel_taskが暴走することも、発熱しすぎることもありません。
つまり、ファンのホコリ詰まりが問題だった、という話です。
何番煎じか分かりませんが、実際にやってみたレポートでした。