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AWS Summit Japan 2025に行ったので動き方を書く

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AWS Summit Japan 2025に行ってきたので、感想や気になったこと、当日の動き方を書きます。
1日目のみ参加しました。

バックグラウンド

  • 社員数20名未満、でもPCは100台以上ある中小企業勤務情シス
  • メイン業務は社内ネットワーク整備やクラウドサービス(AWS, Azure, MS365などなど…)のお守り、PC管理、セキュリティ周り、その他いろいろ。昨年までRailsとVueを使ったWebアプリケーション開発もしていた。
  • AWSのサービスは新卒入社するまえのインターン時、2017年頃から触れていた。
  • 会社の利用としてはEC2, RDS, S3がメイン。月$2,000~4,000の幅で利用している。
  • 最近はAWSの新サービスよりコストカット、オンプレ回帰、別クラウドサービスへの移行に興味がある(AWSの記事に書くことかこれ?)。
  • AWS Summitの参加は、オフライン・オンライン合わせて4回目か5回目くらい。

当日までにすること

  • https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/から事前申し込みをしましょう。人気のセッションはすぐ埋まるので、気になったら申し込みしておくのをおすすめします。私は4月のGW前には既に申し込みを終えました。

朝の動き

  • 無料弁当争奪戦に勝ちたいのであれば、会場の幕張メッセには当日8時半には到着しましょう。私は東京駅の長い長い京葉線乗り換えを歩き、京葉線の海浜幕張駅から歩いて行きました。ほとんどの東京圏参加者は自宅からなので、課金できるのであれば幕張メッセお隣のアパホテル泊すると良いかもしれません。以前泊まった時は、大浴場がとても快適でした。
  • 入場票:入場時に使う入場票は事前に印刷してもしなくても、受付時に結局印刷したものを渡されます。ただし、事前にマイページから入手できるものには、参加予定のセッションの時間とセッション番号と会場番号が記載されている一方、当日渡されるものには記載がありません。事例セッションは、この参加予定のセッションの時間を示すものの提示を求められます。私は印刷せずに、事例セッションの提示はスマホに入れたPDFを拡大して見せました。
  • 朝早く入場すると、500mlのペットボトル飲料をもらえます。水・お茶・無糖紅茶・コーヒーあたりが貰えた記憶です。

基調講演

  • AWS Japanの社長とアメリカ本社の偉い人と、日本の有名企業のメッセージやら何やらが延々と流されていました。
  • 10時に始まるのに会場に入ったのが8時45分で、1時間くらい手持ち無沙汰だったので、何か時間を潰せるものを持って行くと良いです。周りはだいたいスマホかPCいじってました。
  • 基調講演着席権は弁当引換券とセットです。各席にクッションが置いてあり、ありがたく職場の自席で使わせていただいています。
  • AWS Japanのメッセージとしては、「生成AI開発競争に参加するというより、AIを支えるコンピューティング資源を提供する側で儲けるぜ!」と読めました。ゴールドラッシュでつるはしを売る側ってことですかね。
  • ClaudeでおなじみAnthropicの偉い人もスピーチしてました。生成AI開発の最先端は週レベルで新しいものが出てくるので追いきれません。ただの情シスなので、そのおこぼれに預かって日々の業務をやっていこうと思いました。
  • さすがに1時間半近く座るのは酷なのか、後半からポツポツと退出者が目立ちました。

セッション

以下4つのセクションを聴講しました。感想は軽く書きます。
かなり多くの参加者が、スライドが変わるごとにスマホで撮影していて熱心だなと思いました。私はたくさん撮ってもどうせ撮ったことを忘れてしまうので、手元のデバイスで軽くメモするにとどめました。

AWS08(Level 300:中級者向け)生成 AI のためのデータ活用実践ガイド

  • RAGの構築のコツについて。疎結合なシステムで、保存と処理は別でやること、とのこと。他のセッションでも疎結合の話が出ていたので、疎結合という単語を繰り返し唱えながら帰路につきました。自社でRAGを構築することは当分なさそうなので、ふ~ん、くらいの気持ちで流し見。AWS Glueで品質を担保できるとのことです。

AWS04(Level 300:中級者向け)Amazon S3 によるデータレイク構築と最適化

  • データレイクについて。トラフィックの集中を避けるために、生データ内にあるランダムなセッションIDを最上位階層に置くことで、ランダムID-年-月-日の順の階層になり、アクセスが分散されるという話。他のことにも応用できそう。
  • AWS Glue Data CatalogやSageMaker Data and AI Governane, Lake Formationを使うことで、行単位、列単位でデータのセキュリティとガバナンスに対応可能。例えばグローバル企業で、フランスのチームだったらフランスの顧客のデータだけアクセス可能(行単位)、データサイエンティストチームだったら姓名性別や住所といった個人情報だけマスクできる(列単位)。
  • Apache Icebargを使うことで、クエリを飛ばすときもよしなにやってくれる。
  • コスト最適化はS3ライフサイクルポリシーを使って、任意の時間経過後にGIRやGDAに移動する。(これは次のAWS05で詳述)

AWS05(Level 300:中級者向け)クラウドストレージのコスト最適化戦略 - AWS ストレージの賢い活用法

  • S3とEBSのコスト最適化について。私は会社のS3担当おじさんなので、関心が高い内容でした。
  • S3はアクセスパターンが予知できる場合は、ライフサイクルポリシーを設定しろという話。予知できない場合はIntelligent Tieringで自動的に最適化されるという話。
  • 弊社の場合は、過去の業務で収集したデータをオンプレ→S3標準に移したところクソデカコストで、「やべーなこれ」となりGIRに数十TBあるデータをほとんど移したけど、それでもやっぱりデータが多いので、「そもそも本当に必要かこれ?」となり、役員レベルで議題に上げてもらって「削除しておk」とのことで、削除と相成りました。
  • 測定方法のStorage LensはAdbvancedにすると、有料だけど履歴が15ヶ月残るし、prefixレベルまで見られるとのこと。100オブジェクトあたり月$0.2だし、たくさんデータを削除した今だからこそ、ちょっと上司にお願いしてみようかな。
  • EBSはgp2が残ってるパターンが多いが、gp3にしろ! とのこと。同様にio1よりio2、HDDはSSDよりも安価なので、使いどころを見極めて使用すること。
  • スナップショット管理はDLMとAWS Backupがあるが、どちらが優越するかという話でもないとのことで、こちらも使いどころを見極めてほしい。
  • とりあえずCost Optimization Hubのレコメンデーションを見ることを強く推奨。 私もAWS Summit前に見て、上司に「こういうのありますよ」と提案して、実際にRDSのリザーブドインスタンスは導入していただけるようです。
  • AWS Trusted Advisorはコスト削減も含めたベストプラクティスを提示。不要なEBSボリュームやスナップショットは、30日間が不要かどうかの境目とのこと。
  • Elastic Volumesは、根本的にオンプレと発想が違うことに注意。ダウンタイムなしで切り替えが可能!
  • ストレージのボトルネックがコンピューティングコストを押し上げる。S3 Express Onezoneというサービスなら、超低レイテンシーを実現。まあ弊社だと使わないかな。絶対に遅延しないミッションクリティカルな場合なら、汎用のgp3よりio2とのことだけど、これも弊社の場合ないからgp3でいいかな。

CUS28(事例セッション)電車線モニタリング画像解析アプリの開発事例

  • JR東日本のトロリ線(架線の下の、パンタグラフに接するところ)の交換チェックに、非IT部門が内製アプリを作って対応して、AWSの人にも手伝ってもらってAWS上でアプリ本番公開したよ、って話。
  • AWS Professional Serviceによる助走を受けたとのこと。JR東ってシステム会社あるけど、そういうところには投げずに自分たちで作るところに好感が持てる。
  • Streamlitで開発し、テスト公開してフィードバック受けて色々修正(PythonのPILで画像表示したらエラーになったのでHTML埋め込みにしたり)して公開。
  • 今後はGenUを利用したBedrockで社内チャットアプリとか作りたいとのこと。

お弁当

  • お弁当は塚田農場と草庵という仕出し弁当業者と2種類?選べました。おーいお茶の紙パックももらえます。
  • ところが食べるための椅子が、弁当の数に対して圧倒的に枯渇しているので、床で食べる人が続出。いい歳してジベタリアン(死語)したくないので、遠くのベンチで食べました。おいしかったです。
  • 調べたらどの弁当もだいたい900円~1000円くらいなので、自分の時給を勘案して朝早く行くか行かないか決めると良いと思います。

各社ブース

  • クラメソとかサーバーワークスとか、AWS様様な企業はもちろん、他にもNTTデータ様や日立システムズ様のような大手SIerも登場してブースを設けていました。
  • 日本IBMが出展していて、「もしかしたらIBM Summit Japan 2025にAWSが出展している世界線もあったのかもしれない」と一瞬だけ思いました。時代が変わりましたね。10年前なんて「クラウドなんて本当に使い物になるんかよw」みたいな世界だったのにね。
  • 4月にビッグサイトであったAI・人工知能EXPOみたいに、ガワを取り繕って中身はそれChatGPTっすよね、みたいな会社はほとんどなかったので、それが救いではあります。

AWSブース・事例ブース

  • 前回の2023だったかはストレージチームの人にめっちゃ話を聞いた記憶があるのですが、弊社はもはや縮小・オンプレ回帰の方針なので、特に聞かず。ストレージに関しては気になる技術的な進展もありませんし。
  • 事例ブースも、前回は弊社と似たような課題感・会社規模でAWSで良い感じになった会社さんの担当者とお話したのですが、今回はあいにく出展しておらず、スルー。

感想

  • AWS Summitも何回も行ってると、どうしても冷めた視点になりがちです。AWSはすばらしい企業であり、すばらしいエンジニア文化が花開く場ではあると思いますが、AzureやGCPが着々と背後に忍び寄っています。2025年第1四半期も、AWSのシェアが30パーセントを切って、Azureが猛追しています。cf. https://www.publickey1.jp/blog/25/aws30azure2220251synergy_research.html
  • 2018年とか2019年の資料見ると、今思うと当たり前すぎること言ってて、結局枯れるまでは数年かかって、その枯れるペース・あるいは陳腐化のサイクルがどんどん早くなる一方なのかな、という所感です。でもその"It takes all the running you can do, to keep in the same place. If you want to get somewhere else, you must run at least twice as fast as that!"なのきつくね? AWSマニアでもあるまいしという率直な気持ちもあります。
  • AWS Summit Japan 2026は、よっぽど気になる企業事例があるとか、AWSのサービスを使って新しいことをする必要が出てきたという切迫感がない限り、オンラインでええな、という気持ちになってしまいました。
  • まだ行ったことがない人はぜひとも行くと良いと思います。「世の中でこんなにAWS使ってる人いるんだ!」と刺激になります。
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