#はじめに
この間、ラズパイのwifi設定は特にしてしなくても大丈夫だったと書いたが、研究室にラズパイを設置するにあたり、大学のwifiを使う必要があった。
が、メインPCもwifiで接続しており、多重ログインするとセッションが切れてしまう問題が発生。
そこで、eduroamにラズパイを接続してみたの巻。
#References
- Raspbian ( Raspberry Pi 3 ) をゼロからセットアップする
- パスワードのハッシュについて基礎をまとめた。宅ふぁいる便漏洩事件に寄せて
- openssl コマンドの使い方
- ラズパイを大学の無線LANに接続する
- 【 iconv 】コマンド――文字コードを変換する
- Linuxでwpa_supplicantを使ってWPA2の無線LANに接続する方法
- コマンド履歴を表示するhistoryコマンドを詳しく!【Linuxコマンド集】
#設定
eduroamを使ったことがある人は分かると思うが、ユーザー名とパスワードを入れて認証する必要があり、それらの情報をラズパイに入れておく必要がある。
が、平文のままで入れておくのは怖い。
そこでまず、パスワードのハッシュ化を行う。
LXTerminal
$ echo -n パスワード | iconv -t utf16le | openssl md4
で、吐き出された文字列をコピペして、 /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを開く。
LXTerminal
$ sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
一番下に設定を追加。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
network={
ssid="eduroam"
scan_ssid=1
key_mgmt=WPA-EAP
eap=PEAP
identity="ユーザ名"
password=hash:ハッシュ化されたパスワード
phase2="MSCHAPV2"
}
この中身の意味については、ラズパイを大学の無線LANに接続するが分かりやすかった。
さらに、もう一つファイルをいじる。
LXTerminal
$ sudo nano /etc/network/interfaces
wlan0と書かれた箇所を探す。
/etc/network/interfaces
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
私の環境では最初こうなっていた。
このmanualをdhcpに変更する。
/etc/network/interfaces
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
で、
LXTerminal
$ wpa_supplicant -i wlan0 -c /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf -B
$ history -c
$ sudo reboot
無事繋がりました。