体調管理の一環で、体温を記録しようと思っても、
どのアプリを選んだら良いか迷ってしまう、という私のための記事です。
おことわり。
体温情報は、個人の健康に関連する機微情報の一つだと考えています。どこに保存すべきか、そもそも保存するべきかの判断は、個々人で配慮いただければと思います。本記事の趣旨としては、iOS ショートカットでこんな使い方もできる、というアイデアの一例のご紹介です。
閑話休題。
いわゆる普通の体温計 (水銀じゃなくても) で体温測るのですが、記録をどこに残そうか、そのためにわざわざアプリ入れるのも、高機能な体温計を探すのもなぁ・・
そうだ、ヘルスケアアプリに直で記録してしまえ。
iPhone などの iOS の機能の ショートカット と ヘルスケア アプリでお手軽に実現できたので、ご紹介まで。
なお、期せずしてノーコードっぽい感じなので、スクリーンショット多めです。
それではさっそく iOS で「ショートカット」を開きます。
1. 入力フィールドの作成
右上の+マークから新規ショートカットの作成を開始します。
検索フィールドに「入力」と入れ、候補が絞り込みされるので、「入力を要求」を選択します。
「プロンプト」を「体温」に、「テキスト」を「数字」に変更します。
入力を表示を増やすを選択すると、入力ルールを調整することもできます。
2. 「ヘルスケア」への書き込み
下部の+から、ステップを追加します。
今度は、「ヘルスケアサンプルを記録」を追加します。
「種類」の指定
「種類」を「体温」に変更します。
ここで、ヘルスケアアプリへのアクセス許可を確認されます。
一度、「ショートカット」アプリから「設定」アプリへスイッチし、
プライバシー - ヘルスケアから、
「ショートカット」からの書き込みを許可します。
(今回の用途では読み出しは不要です)
「値」の参照と適用
ショートカットの作成画面に戻って、「値」を指定します。
マジック変数 (杖っぽいアイコン) をクリックすると、
直前の入力ステップの下に指定入力という項目が現れるので、これを選択します。
「日付」の指定 (とタイムゾーンを意識したフォーマット)
日付を、「現在の日付」にします。
このままだと、私の iPhone では、記録日時が期待通り動かなかったので (12 時間ずれてたりする)、日付フォーマットをカスタムフォーマットに変更の上、
「yyyy-MM-dd HH:mm:ss Z
」を指定します。
3. テストラン&保存
右下の再生ボタン (横向き三角) を選択すると、入力プロンプトが現れるはずです。
体温の数値を更新して、実行すると、ヘルスケアへの記録が実施されます。
最後に右上の次へを選択し、ショートカットに名前をつけて、完成です。
実行するとこんな感じ。
記録された結果は、ヘルスケアアプリの体温を確認すると、
冒頭のようなグラフ表示 (最初は点しか無いと思いますが) に反映されていることが確認できるかと思います。
だいたい 10 分くらいでそれなりの形になるかと。
あとは工夫次第で、どうぞ。