このたび、AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03)試験に無事合格したので、その経緯について書いていきます。
これから受験する方々に少しでも参考になるものがあれば幸いです。
AWS SAA-C03とは
数あるAWS資格の中で、2番めに優しいと言われる資格です。アソシエイトの資格の中では一番やさしいと言われています。
出典元:Amazon Web Services
受験を決めた経緯
普段はバックエンドエンジニアをしていますが、実務でAWSに触れる機会はありませんでした。AWS業務は、基本的にはINFチームに依頼することになっていました。
そんな中、半年ほど前から参画している案件で少しながらAWSを使う機会がありました。実務で触るのは初めてです。前々からAWS知識を身につけたいと思っていたので、前向きに捉えていました。ただ、まだ資格受験しようとは思いませんでした。
受験の思いが強まったのは、同じ職場の同僚がSAA資格試験に合格したことです。前もって受験日を決めて毎日のように勉強を続け、ついには試験に合格している様子にかなり刺激を受けました。更に追い風となったのは、AWS再受験無料キャンペーンです。どうせ再受験無料なので、とりあえず一度受験してみようと思い、受験予約をしてしまいました。
その時、受験日まであと18日。
勉強方法
正直な話、実務未経験の状態でたった18日で合格できる可能性は低いと感じました。それでも受験するからには、一回目に合格したいという気持ちもどこかにありました。すでに試験に合格している同僚の勉強方法が非常に役に立ちました。
上記の内容の通り、下記2つのサイトで勉強しました。
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Udmey
言わずと知れたあの動画講座サイトです。私はとにかく時間がなかったので、「短期突破」という言葉に惹かれて、【SAA-C03版】AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験:短期突破講座(300問の演習問題)を購入しました。結論をいうと、この講座は短期突破の割には時間がかかりすぎて、半分くらい進んだところで次のTechStockに集中することにしました。 -
TechStock
AWSとGCP問題集サイトです。「AWS SAA-C03」の問題は、1セット7問からなる問題セットが多いです(他の問題は見ていないので、不明です)。そして回答するたびに回答の正否・説明が確認できるので、知識としても定着しやすい印象を受けました。更に10分ほどで1セットが解けるので、ちょっとしたスキマ時間でも勉強できるのが良いですね。
一度解いた問題は解答が保存されており、二回目以降は間違った問題のみ解くといった使い方ができます。そして、問題をお気に入りに追加し、お気に入りのみ解くといった使い方も可能です。
結果的には、#80~#160までを一周し、その後は間違った問題のみ解いていき、受験日の朝には#80~#160全問正解にできた状態で試験に挑みました。(#80~#160というのは先人の知恵です。)
勉強時間
かなり詰め込みました。毎朝同僚ともくもく会、昼休みも勉強、夜も勉強、土日も勉強・・・用事で勉強できなかった一日以外毎日続けてました。これまた同僚から教えてもらった方法ですが、Studyplusで勉強時間を記録してみたら、トータル61時間になっていました。
受験
受験は試験会場とWEBで選べますが、会場で受けることにしました。地方在住で試験会場まで距離があったのですが、旅行がてら出かけるのも悪くないですね。
試験開始時刻より30分ほど早く着いたのですが、そのまま案内されました。席に余裕があると待たなくて良いようです。
試験問題は、TechStockで解いたことのある問題が多かったです。そして、本番試験は長い問題が多かったです。個人的な所感ですが、
- 自信のある問題:6割
- 選択肢を二択まで絞れる問題:2~3割
- 初見の問題:1~2割
です。
試験中、考えても分からない問題はスキップしていき、59/65回答完了した時点で、25分ほど余っていました。残りの6問を終え回答完了しても10分ほど余っていました。
試験を終えても、合格に自信が持てませんでした。合格ラインギリギリで、合格でもそうでなくてもどちらでもおかしくないと思っていました。
試験終了後は24時間以内に結果が出るとのことでした。実際は12時頃試験終了し、18時30分頃に合格メールが届きました。
「1000点満点中、720点以上で合格」のところ、768点で合格でした。
感想
実務経験がほぼなくても、短期間で試験に合格できました。
しかし、先に実務経験を積んでから資格を取得するのが正しい取り方だと思います。実際、SAAの試験ガイドにも、「受験対象者には、AWS のサービスを使用するクラウドソリューション設計の実務経験が 1 年以上必要です。」と記載されています。
ただ、職能上難しいこともあり、資格取得が目的になってしまっているのも事実。先に資格を取ってしまった今できることは、なるべく普段AWSに触れる機会を作り、実務経験を積むこと。実務で触る機会がなければUdemyのハンズオンでもやって、ただのペーパー資格で終わらせないことでしょう。