はじめに
みなさん、デジタル名刺はお持ちでしょうか。私は自作して持っています。
ただ、最近より面白そうなものを見つけました。それが NFC ペーパーです。色々製品はあるのですが、今回は一番お手軽そうな EZ Sign を使います。
なお、EZ Sign に表示する画像は Claude Design × Canva を使って作りました。
今回は自前で画像を用意している前提で、実際に EZ Sign の公式アプリを使ってカードに書き込んでいく部分について紹介したいと思います。
EZ Sign とは
NFC給電型の電子ペーパーディスプレイです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電源 | 不要(NFCの電波から給電される) |
| 書き換え | スマホをかざして専用アプリから画像を送る |
| 私が買ったモデル | 4.2インチ・4色(黒・白・赤・黄) |
| 表示の保持 | 給電が切れても表示は残る(電子ペーパーの特性) |
| 書き換え速度 | 4色モデルは約30秒(2色モデルは約3秒) |
開発元は中国・珠海の San Technology(ブランド名 Santek)です。
NFC給電と表示保持の仕組み
NFC(Near Field Communication)は Suica などで用いられている近距離無線技術です。スマホの NFC アンテナはデータだけでなく、わずかな電力も電波に乗せて飛ばしています。EZ Sign はこの電力を受け取り、かざしている間だけ動作して画面を書き換えます。
書き換え後にスマホを離しても画面の表示はそのまま残ります。電子ペーパーは「電気泳動方式」と呼ばれる仕組みで、マイクロカプセル内の帯電した粒子に電圧をかけて表面に移動させることで色を表示しています。4色モデルの場合は黒・白・赤・黄の4種類の粒子が入っており、電圧の違いによって表面に現れる粒子が変わります。電力が切れても粒子はその場にとどまるため、表示が保持されます。
前提環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スマートフォン | iPhone 15(iOS 18.6.2) |
| EZ Sign | 4.2インチ 4色モデル(黒・白・赤・黄) |
| EZ Sign アプリ | iOS版 |
公式アプリで書き込む
アプリのインストール
App Store または Google Play で「EZ Sign」を検索してインストールします。
PCで利用する際、Win版のみがあり、Mac版はないようですのでご注意ください。なお、PC版の利用にはNFCリーダー(Sony RC-S300等)が別途必要です。
画像を取り込む
アプリを開いたら、表示したい画像を取り込みます。取り込み方は写真ライブラリから選ぶか、その場でカメラ撮影するかの2通りです。
私は前回の記事で Claude Design × Canva で作った画像をスマホの写真ライブラリに保存しておいたので、それを選びました。
取り込んだあとにアプリ内でテキストや手書きを追加することもできます。ちょっとした修正ならアプリ内で完結するのが便利かもしれません。
ひと通り準備ができたら右上の目のアイコンを選択することでプレビュー画面に移ることができます。
カードにかざして書き込む
問題なければ「Upload」を実行し、スマホの背面(NFCアンテナの位置)を EZ Sign カードに重ねます。
4色モデルは書き換えに約30秒かかります。途中でスマホを動かすと給電が途切れて失敗するので、終わるまで動かさずキープしてください。
書き換えが終わると、デジタル名刺の完成です。
気をつけること
実際にやってみてわかった、4色モデル特有の注意点をまとめておきます。
最初から4色で画像を作る
フルカラー画像をそのまま送ってもアプリが自動で4色に減色してくれますが、意図しない色に変換されがちです。最初から黒・白・赤・黄の4色で作るほうがイメージ通りに仕上がると思います。
実機で確認→修正をする
画面上ではよく見えていても、実機に書き込むと文字が潰れていたり端が見切れていたりします。前回の記事では QR コードがにじんだり、グレーの文字が読みにくくなったりしました。
このような問題は実機で確認しないとなかなかわからないと思うので、「書き込む → 確認 → 修正」をするのが結局一番よいと思います。30秒待つのが少し面倒ですが、ここは割り切りましょう。
おまけ(ストラップ)
ストラップは同じ会社のものをポチりました。特に調べていないので、もっと安くていいものがあるかもしれません
6個セットのものを買って余っているので欲しい方いらっしゃればお声がけください。
おわりに
以上、EZ Sign の公式アプリを使ってデジタル名刺を書き込んでみました。
画像さえ用意すれば、あとはアプリで取り込んでかざすだけなので手順自体は簡単です。4色モデルの減色や実機確認のコツさえ押さえておけば、思い通りの表示に仕上げられると思います。
とりあえず AWS Summit では首からかけておこうかなと思ってますので、お見かけしたら是非お声がけください。
ありがとうございました。




