はじめに
最近、「技術ブログを書いてみたいが、どういったことを書けばいいのかわからない」という話や「継続的に書き続けるのが難しい」といった話をよく耳にします。私自身も最初は同じ悩みを抱えていましたが、半年間、週1でQiita記事を投稿するという経験を通じて、ネタ切れに困ることがあまりなくなりました。
この記事では、実際に私が実践しているブログネタの見つけ方・作り方について、具体的な方法をご紹介します。
あくまでも私の経験に基づくお話なので正解ではありません。いいとこどりをしてもらえればと思います。また、みなさんのご意見もいただけると幸いです。
0. 結論
やりたいことをやる
以上!
...では終われないので、もう少し掘り下げていきましょう。
自分が興味を持っていること、解決したい(もしくは解決した)課題、共有したい発見 などがポイントになるかと思います。無理にトレンドを追いかけたり、ウケそうなテーマを選んだりするよりも、自分の中にある「これについて書きたい」という気持ちを大切にすることをお勧めします。
1. インプットを増やす
1-1. 情報を収集する習慣を持つ
「自分がやりたいこと」を見つけるには、どれだけインプットができて(自分の中に落とし込めて)いるかが重要だと思います。そのために情報収集の習慣を持つことがよいかと思います。私はX(旧Twitter)や、Qiitaのトレンド記事などを確認して情報収集しています。
また、毎日能動的に情報を探しに行くのではなく、関心のある分野の情報が自動的に流れてくる環境を整えておくと、継続しやすくなると思います。この点に関してはいろいろな方がいろいろな方法で仕組みを確立しているので調べて参考にするとよいかと思います。
1-2. 人と話す
私の経験だと、会話から生まれるアイデアはかなり多いです。
私の場合、何気ない雑談から記事のヒントを得ることがよくあります。例えば「そういえば〇〇っていうツールが出たけどどう?」という話題になったとき、「確かに〇〇のことよくわかってないから試してみよう」と思い、それが記事になることがあります。
また、同期に技術的な説明をしている最中に、質問されて初めて知識のギャップに気づくこともあります。「これって意外とみんな知らないのかも」という発見は、そのまま記事のネタになります。
さらに、LT会やその後の懇親会で他の人の視点や使い方を知ることで、新しい切り口が見つかることも多いです。「その使い方は思いつかなかった」という発見を自分なりに検証して記事化することもあります。
2. 生成AIと相談する
ChatGPT や Claude などの生成AIは、ブログネタのブレストパートナーとして優秀です。アイデアの壁打ち相手として活用すれば、漠然としていた考えが整理されていきます。また、記事の構成に悩んだときに相談したり、タイトルのブラッシュアップを手伝ってもらったりするのも効果的です。また、私は最近は必ず誤字脱字のチェックをしてもらっています。
気を付けるべきと思うこと
伝えたいことは自分で考える
生成AIに記事を丸ごと書かせるのではなく、あくまでアイデア出しのサポートとして活用しましょう。自分の経験や独自の視点があることが記事の価値になります。また、生成AIが出力した内容は必ず自分で検証し、本当に正しいのか、自分の伝えたいことと合っているのかを確認することも大切です。
何より重要なのは、「なぜこの記事を書きたいのか」という動機です。この動機が自分の中から自然に出てきたものでなければ、生成AIに記事を書かされているような形になり、もったいない(執筆自体がつまらなくなってしまう)と思います。生成AIはあくまでツールとして使い、記事の根底となる部分は自身で考えることをお勧めします。
3. (おまけ)私がよくやるパターン
「〇〇してみた」シリーズ
新しい技術やツールを実際に試してみた経験をまとめるパターンです。手を動かす過程で得た気づきや、ハマったポイント、実際に使ってみた感想などを率直に書いています。自身の経験や考えは自身にしか書けないことなので、ぶっちゃけテーマに関しては何でもよいと思います。
記事例
「〇〇について改めて整理してみる」シリーズ
普段何気なく使っている技術や概念について、改めて深く調べて整理し直すパターンです。わかったつもりになっていたことを言語化することで、自分の理解も深めることができますし、他の人の役に立つ可能性もあります。
記事例
おわりに
ここまでいろいろ書きましたが、完璧を目指さず、とりあえずえいやで決めて書き始めてしまうことをお勧めします。この記事が、みなさんのブログ執筆の一助となれば幸いです。(私に連絡いただければ一緒に悩むくらいはできるかと思います)
ありがとうございました。