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VHDブートでブートドライブをSSDに

Last updated at Posted at 2018-06-06

自宅PCのブートドライブをケチってHDDにしたせいで起動の遅さに苛立っていました。後日Hyper-Vの仮想マシン用に増設した、SSDからブートできないかなーと思いたつものの、BIOSの設定とか、ISOをDVDに焼いたりとかは億劫なので、ホストOSで作成したVHDXからなんとかブートできないか考え始めたのがキッカケ。

環境

ホストOS:Windows 10(1803)
VHDブートするOS:Windows 10(1703)

参照

このURLの手順を流したらSSDからブートできるようになりました。英語なので一応やったことをメモ程度に書きます。

手順

1.ISOイメージを用意

  • ブートしたいWindows OSが入ってるISOのご用意を。

2.PowerShellのスクリプトをインストール

3.スクリプトを実行!

  • PowerShellを管理者として立ち上げる。
  • ExecutionPolicyをRemoteSignedにする。
  • 流すスクリプトは以下の通り
Convert-WindowsImage.ps1
Convert-WindowsImage.ps1 -SourcePath "ISOが格納されているパス" -VHDFormat VHDX -SizeBytes 50GB -VHDPath "VHDXを格納したいファイルパス"

引数:VHDFormatには「VHD」と入力してもおkです。
引数:SizeBytesは適宜作りたいファイルのサイズを指定してあげてください。固定サイズになります。
引数:VHDPathには"G:¥BootWindows¥BootWindows.vhdx"のような値を渡しました。もちろんGドライブはSSDです。

4.作成したVHDXをマウントする。

  • 作成したVHDXを右クリックし、マウントを選択します。
  • 適当なドライブにVHDXがマウントされます。ここではFドライブにマウントされたとします。

5.VHDXファイル内にブートファイルを作成する。

  • コマンドプロンプトを管理者として起動。
  • 以下のコマンドを打ち込む(ドライブ名は適宜読み替えてください)。
bcdboot F:\Windows

6.再起動すると作成したVHDXがブートの候補としてあがってきます。

見つかった問題点

ドライバの再適用が必要

起動してみると、キーボードが英字配列になっていました。また、ドライバの設定を確認するとエラーを出力していました。

Windows Updateをかけることができない

Windows 10 (Version 1803)のアップデートをかけようとしたところ、「仮想ドライブ上にはWindowsをインストールできません」というエラーメッセージが。。。VHDXからブートすると、大型アップデートをあてることができないらしい(KBはおkでした)。そこで、元ホストOSから作成したVHDXをHyper-Vに食わせて仮想マシンを作成し大型アップデートができました。

VHDXのサイズを元ホストOSからしか変更できない

こちらも、先ほど作成した仮想マシンからHyper-V Management Systemのディスクの編集からディスクの拡張を行い、サイズの変更ができました。Windows PEのブートディスクからdiskpart使って直接拡張でも良いと思います。

SSDの読み書きが遅くなる(らしい)

ググッた感じ読み書きが遅くなるらしいです。ただ、ブート目的なら遅くなった感覚を感じませんでした。

感想

意外にお手軽です。勇気はいりますが、起動速度が段違いだしやってよかった!

最後に

常套句ですが、自己責任でお願いします!!

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