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Jetson XavierNXにNVMe SSDを増設し高速化

Last updated at Posted at 2021-12-03

Jetson xavierNXはM.2に対応しており、NVMe SSD を使用できます。
NVMe SSDを用いることで、実行プログラムをSSD上で全て実行できるため高速化を行うことができます

Jetson Hacksにあるスクリプトを利用することで、
現状の環境を簡単にSSDに移すことができたのでその手順について説明します。

SSDの取り付け

今回は以下の500GBのSSDをJetson XavierNXに拡張しました。
WESTERNDIGITAL ウエスタンデジタル 内蔵SSD 500GB
IMG_5837.jpg

取り付けた外部SSDが正しく認識していることを確認します。

fdisk -l

image.png

/devnvme0n1に500GBのSSDがマウントされていることが確認できます。
もしここで表示されていない場合は、取り付けがうまくできていないので確認してみてください。

SSDのパテーションの作成

SSDをetxt4でフォーマットし、パテーションを作成していきます。
パテーション作成しておくことで、予備の領域を残しておきます。

後に実行するコマンドは、パテーションを作成することを前提としています。
そのまま実行したい場合は必ずパテーションを作成しておく必要があります。

ここからはGUI上で操作していきます。
まずdiskアプリを起動します。

image.png

500GBのディスクが確認できます。
右上の設定項目からFormat Dsikを選択
image.png

compatible with modern systems..に設定
image.png

確認されるので、formatを選択

image.png

パテーションの作成

+マークを選択し、パテーションのサイズを作成
今回はとりあえず16GBに設定
image.png

作成するvolumeの好きな名前を決める
今回はxaviernx500で入力し、create
パスワードを聞かれたら入力
image.png

以下のようにできていれば成功
image.png

SSDへの移行

次にgithubのrootOnNVMe を使用します。
https://github.com/jetsonhacks/rootOnNVMe

以下のコマンドを実行するだけで、

  • SDカードのルート以下にある全てのファイルをSSDに移動させる。
  • サービスのセットアップを行う。これにより、.serviceファイルが正しい場所にコピーされ、起動スクリプトがインストールされてrootがSSDに設定されます。
git clone https://github.com/jetsonhacks/rootOnNVMe
cd rootOnNVMe
./copy-rootfs-ssd.sh
./setup-service.sh
sudo reboot

実行途中の画面
128GBを移行するのにだいたい40分くらいかかりました。

image.png

これで、再起動を行うと/dev/nvme0n1p1がルートディレクトリになっています。
/dev/mmcblk0にSDカードが認識されています。

性能確認

hdparmでメモリの読み出し速度を確認したところ10倍以上の速度がでていることが確認できます。
image.png

## まとめ

簡単にSDカードからSSD上に移行することができました。

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