Power Pagesとは、2022年10月12日にローコード・ノーコードでビジネス向けWebサイトが作成できるツールとしてMicrosoftからリリースされたアプリです。今回は、このサービスを利用するにあたって、DBの設定方法についてまとめました。
設定方法
データベースの設定は主にメニューのデータという箇所から行います。
下の画像では、テンプレートの「放課後プログラムへの登録」のプロジェクトを使っています。
初期表示では、今回のサイト(プロジェクト)で使用されているテーブルが表示されています。
今回は、新しいテーブルを作成したいため「+表」というボタンをクリックして新しい表を追加します。
以下、各項目について説明します。
データの種類
書式
データの種類で設定した型からさらに細かいデータの形式を設定します。
画像は種類を「1行テキスト」に設定した場合の例です。
動作
値をどのように入力するかを設定します。
デフォルトでシンプルが選択されており、計算にした場合は様々な条件分岐で値を入れることが出来ます。
こちらの記事参照(PowerPagesでif文を用いたデータ列の作り方)
必須
その列が必須かどうかを設定することが出来ます。デフォルトでは任意が選択されております。
問題点
最後に、PowerPagesのデータベースを使用した際に私自身が感じた問題点についていくつか紹介しようと思います。
スキーマ名が勝手に決められてしまう。
これは、DB定義をする際にデフォルトでスキーマ名の接頭辞が固定されてしまっています。
チェックマークの設定が複雑
画像のようなチェックマークを付ける系の設定の説明があいまいで具体的に何の設定かが公式ドキュメントを見てもわかりづらい(もしくはわからない)という点です。下のキャプチャに写しているのは一部分なのですが、他にもこのような設定をする箇所があり、とりあえずチェック無しで進めていると後からDB系でうまく動かないと思った時に、ここのチェックが原因だったということが多々ありました。
ちなみに、注釈のようなマークがあるのでそこに詳しい説明があると思ってクリックしてもそこもやはり曖昧な説明でした。ツール自体新しく、まだ情報もあまり出回っていないので、このあたりの設定は初見ではかなり苦戦しました。
まとめ
PowerPagesはUIもわかりやすいので扱うデータが簡単なものであればすぐに作成出来ると思います。ただ、少し複雑になるとかなりややこしい設定方法を行う必要があるため、やはり、PowerPagesでDBを扱う系のサイト制作は難しいと感じました。