概要
Power BI DesktopにてPower Queryで負荷が高くなるような開発を実施したところ、データの読み込みも実施できないほど重くなった場合の対処法の1つを紹介します。
Power BIでは、データの前処理の実装を補助するための機能として、バックグラウンドでデータ プレビューのダウンロードを実施するようで、Power Queryでけっこうな作りこみを実施した場合に、"Microsoft Mashup Evaluation Container"というプロセスがPCの多くのリソースを利用されてしまう事象に遭遇しました。
サイズが大きなPowre BI データセットを開発する際には、"バックグラウンド データ"機能をオフにすることを検討してもいいかもしれません。
事象
Power BI Desktopにてレポートを表示したところ、"Microsoft Mashup Evaluation Container"というプロセスが多数起動しており、CPUへの負荷が高くなっておりました。新規データ取り込みに時間がかかり、ファイルを開くたびにPCが重くなり困っておりました。
解決策
"ファイル" -> "オプションと設定" -> "オプション"を選択後、"現在のファイル"における"バックグラウンド データ"のチェックを外してください。
参考リンク
- Solved: Microsoft Mashup Evaluation Container is killing m... - Microsoft Power BI Community
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Power Query のバックグラウンド更新を無効にする
- 推奨はオンですが本記事での事象と結びつく以下のような記載から注意は必要です。
ただし、Power BI Desktop ファイルに多数のクエリが含まれている場合、プレビュー データを取得して保存すると、更新の完了にかかる時間が長くなる可能性があります。