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[Docker]覚えておきたいオプションまとめ

Last updated at Posted at 2020-08-02

はじめに

Dockerのコマンドは普段から動かしているけど、

  • コマンドのオプションを丸暗記で打つのではなく、きちんと理解する
  • オプションの数が多いので、自分で利用する範囲で覚える

という趣旨で、自分がDockerを使っているうちに必要になったオプションを纏めました。
(※自分用のメモでもあるので、今後内容を増やしていくかもしれません。)

docker ps

オプション 説明
-a, --all このオプションを使うことで、停止しているコンテナも含めて表示することができる。デフォルトでは実行中のコンテナしか表示されないため、「docker psでコンテナ有無確認→無いのでdocker runで以前起動したことのある名前でコンテナを実行→同じ名前のコンテナがあるので落ちる」というのを何回もやってしまった。
-q, --quiet DockerコンテナのIDのみを一覧表示する。一括でコンテナを削除したい場合等に使える。参考:一発ですべてのDockerコンテナを停止・削除、イメージの削除をする
-f, --filter フィルタを入れる。例えば、停止中の一覧を表示させたいのなら docker ps -f "status=exited" とする。公式ドキュメントにて、どういうフィルタが利用できるのか確認できる。

docker build

オプション 説明
-f, --file Dockerfile のファイルパスを指定する。
--pull 常に最新バージョンのイメージを取得する。
--rm ビルド途中に作成された中間イメージを削除する。
-t, --tag イメージの名称。バージョンを入れる場合は name:version というフォーマットにする。

docker run

オプション 説明
-d, --detach コンテナをバックグラウンドで実行する。
-e, -env 環境変数の設定。
-i , --interactive STDIN(標準入力)をオープンにし続ける。コマンドの結果を受け取るために必要。(参考)
--name 名前。名前をつけない場合、ランダムでコンテナの名前が付けられる。docker psで名前を確認できる。
--network ネットワーク設定。例えば、--network="host" とすると、Docker Hostのネットワークが利用できる。ネットワークの設定をしておかないと、docker execでパッケージのアップデート(apt-get)等を行うことすらできない場合があるので、docker runを実行する際に設定しておくと良い。Hostネットワークについてはこちらの記事が分かりやすい。
-p, --publish ポート設定。書き方は、-p {ホストのポート番号}:{コンテナ内のポート番号}
-t 公式ドキュメントには "Allocate a pseudo-TTY"(疑似TTYを割り当てる) とある。ttyというのは標準入出力となっている端末デバイスのことで、ターミナルでの操作を行う際に違いが出る。ターミナル内で何かオペレーションをする可能性がある場合には付けておくと良いオプション(という理解)。こちらにもう少し詳細の挙動の違いが記載されている。-itというのが出てきたら、-i-tを両方付けたオプションということ。
-v, --volum フォルダをマウントする。Dockerコンテナとローカルで双方向に簡単にファイル共有ができる。書き方は、-v {ローカルのファイルパス}:{コンテナ内のファイルパス}。絶対パスで指定する必要があることに注意。

docker rm

オプション 説明
-f 実行中のコンテナであっても削除する。デフォルトでは、実行中のコンテナは停止してから削除する必要があり、このオプションでショートカットできる。

docker exec

  • -i-t はdocker runと同じ。bashのコネクションを張る時は基本的に -it を付けること、と覚えておく。

参考

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