始めに
自分がこれまでに呼んできたものづくり、教育についての書籍をリスト化して、検索リファレンスにしていました。
まとめたら10年間で100冊を読んでいた事が判明しました。
100冊読んでいた記念に少しずつ書籍紹介をしていきます。
直接的にプログラミングがうまくなったりすることよりも、ものづくりそのものへのスタンスを考えるきっかけになるような書籍をいくつか紹介します。
幅広くあるので、2025年に筆者が読んだ書籍から選びました。
実際の書籍紹介
人生のレールを外れる衝動のみつけかた
概要
「将来の夢」や「やりたいこと」という言葉に違和感を抱く人へ、内側から湧き上がる「衝動」を軸に人生を捉え直す哲学エッセイ。『チ。』や『ブルーピリオド』等の作品を題材に、管理可能なモチベーションではなく、自分でも制御不能な衝動がいかに人生を動かすかを説く。
コメント
ものづくりへの衝動を見つける具体的な方法というより、そもそもの衝動とは何かを知ることができる本。
衝動というものを知っていれば、自分が衝動を持った時にそのことに気付くことができます。
そして、衝動はいつの間にかやってくるものではなく、いろんなことを試行錯誤して繰り返すことで見つけることが出来るという視点は、まさにものづくりのアイデアを見つけることにも繋がります。
アプリケーションや作品を作りながら、その衝動も見つけましょう。
論理的思考とは何か
書籍概要
論理的思考を普遍的なスキルとしてではなく、文化的・社会的背景に根差した「型」として解き明かす。欧米と日本の教育スタイルの比較や、時代ごとの論理観の変遷を通じ、単なる技術論を超えた、文脈に応じた「多元的思考」の重要性を説く。
コメント
作品を作ったら、公開したり発信することが次の挑戦です。
その発信というものには論理がつきもの。ただ、その論理というものは実は普遍的ではなく、文化によって規定されるものだとしたら、そのルールは知っておいて損ではないですよね。
日本で言うのであれば、その論理は主観的な過程、つまりはエピソードへの共感を作ることになります。
僕らが普段当たり前に思っていたコミュニケーションのルールについて考え直すことになるきっかけを作ってくれます
「子どもの遊びを考える - 「いいこと思いついた!」から見えてくること」、「中動態の世界:意志と責任の考古学」
2冊、中動態について紹介します
書籍概要、「子どもの遊びを考える - 「いいこと思いついた!」から見えてくること」
「遊び=自発的な活動」という定説を疑い、「いいこと思いついた!」という突発的な現象として中動態による遊びを捉え直し、子どもが環境との呼応の中で遊びを生成していくプロセスを解明する。

書籍概要、「中動態の世界 - 意志と責任の考古学」
「する(能動)」と「される(受動)」の対立以前にあった「中動態」という失われた文法を掘り起こし、意志と責任の概念を根底から問い直す。依存症やカツアゲの例を用い、完全な自由や強制ではない、行為の「場」としての人間存在を描き出す。

コメント
ものづくりを行うとき、最初から作りたいモノがきまっているときもあれば、そうではなく作っている中でアイデアが思いついたり、最初のアイデアから広がっていきいつの間にか最初の想定からは全く離れたアイデアが出てくることがあると思います。
その時の状態を表す言葉としては「フロー状態」と呼ばれることがあります。
ですが、そもそもそのフロー状態のような主客未分の状態、そもそも主客を分離しているのは、我々の普段から使っている言葉なのではないかという観点から考え直してみると、僕らのものづくりへの向き合い方が変わるはずです。
よりものづくりに近い実際の場面での話から言語としての中動態まで、旅をしてみましょう。
クリエイティブプログラマー
書籍概要
プログラミングを単なる技術的作業ではなく「創造的な行為」と捉え、プログラマーが持つ創造性を最大限に引き出すための思考法と習慣を解説。専門知識の深化、コミュニケーション、制約の活用、批判的思考など7つのテーマから、革新的な解決策を生み出すための実践的ガイドを提供する
コメント
一番最後が一番プログラミングでのものづくりに直接的なものです。
実際のコーディングやそれを行うためのクリエイティブな状態にたどり着くために、すごく具体的なアイデアの分類方法から、そのためのマインドというところまで幅広いテーマでクリエイティブなプログラマーであるための方法論がまとめられています。
最後に
プログラミングをよりよく行うためのノウハウや、コーディングへの向き合い方という書籍は色々と調べると比較的にたどり着きやすいと思います。
なので今回はより哲学的な、一見するとプログラミングでのものづくりから離れた書籍を中心に紹介しました。
一つでも気になったものがあれば本を読んでみましょう。
