はじめに
A5M2(A5:SQL Mk-2)を macOS で起動させるまでの手順をまとめます。
A5M2(A5:SQL Mk-2)とは
A5:SQL Mk-2は複雑化するデータベース開発を支援するために開発されたフリーのSQLクライアントです。
高機能かつ軽量で、使い方が分かりやすいことを目標に開発されています。
SQLを実行したり、テーブルを編集するほかに、SQLの実行計画を取得したり、ER図を作成したりすることが出来ます。
A5M2 を使ってみようと思ったのは、先日、こちらの記事を投稿した際のコメントで、経験豊富そうな方から教えていただいたことがきっかけです。
起動させたら、こんな感じのことがしたい。
※ 2022/08/15 追記
A5M2 での ER図の自動生成 の記事を投稿しました。
環境
- macOS(Intel) Big Sur バージョン: 11.6
- Homebrew バージョン: 3.5.4
- A5:SQL Mk-2(x64 edition) バージョン: 2.17.2
参考ページ
起動するまでの参考にさせていただいたページは、下記の2つの記事です。
手順のもくじ
1. A5M2 のダウンロード
A5M2 をサイトからダウンロードします。
私の環境では、 Vector から「A5:SQL Mk-2(x64 edition)2.17.2」を選択してダウンロードしました。
2. Wine のインストール(Homebrewで)
Homebrew で Wine のインストールするため、下記のコマンドを実行します。
brew install --cask --no-quarantine gcenx/wine/wine-crossover
Wine は、 Mac で Windows のアプリケーションを動作できるようにするシステムのようです。
3. Wine のライブラリのインストール
続いて、日本語の文字化けを解消するために、下記のコマンドを実行します。
brew install winetricks
winetricks fakejapanese_ipamona
Winetricks が Wine のライブラリを管理するツールで、
fakejapanese_ipamona がMSゴシック等の代替フォントとのことです。
起動させてみる
インストールが完了したら、A5M2 を起動します。
「レジストリ」を押すと、データベースの接続に進みます。
以上で使い始められる状態になりました!
おわりに
A5M2(A5:SQL Mk-2)を macOS で起動するまでの手順をまとめました。
A5M2 は開発を開始してから25周年を迎えるとのことで、メンテナンスもされていて現役のご様子です。これだけの長い期間、使われるツールとして進化し続けていることがすごいと思いました!…
ありがとうございました。