はじめに
みなさんはプロンプトエンジニアリング、やっていますか?ChatGPTのAPI(OpenAI API)を使ったアプリ開発をするならば、バックエンドに配置するプロンプトの重要度はどんどん上がっていっていると思います。そこで今回は、このプロンプト開発を効率的に進めていく手法として、「ペアプロンプトエンジニアリング」を提唱いたします!
LLMを組み込んだアプリを開発しているすべての方の助けになればと思います。
注釈
ここで言う「プロンプトエンジニアリング」とは、AI(人工知能)から望ましい出力を得るために、指示や命令を設計、最適化するスキルのことです。ChatGPTなどの生成AIを使いこなすために注目されるようになりました。生成AIは、命令(プロンプト)の出し方によって、出力されるコンテンツの質が大きく異なるため、より適切なものを入力するスキルが求められています。(引用元)
ペアプロンプトエンジニアリングとは?
言葉通り二人(またはそれ以上の人数)でプロンプトの開発をしていく作業です。
メリット
- プロンプトエンジニアリングの以外の知識を使って、顧客により良いアウトプットを届けられる
- より顧客と関わってきたビジネスサイドの人とやると効率アップ!
- アイデア出し等、品質評価の難しいアウトプットに対しチーム内で合意が素早く取れる
- 複数人の視点でやることでアウトプットの違いに気づきやすくなる
- いわゆる「品質向上するプロンプト」も、重ねていくと違いが分かりづらくなる
- 一人でやるより楽しい!
- これも、特に違いが分かりづらくなってくる程伴走者の有り難みを感じます!
- 体系化していないが「なんとなくこう伝えるといい感じだな」という個人の感覚に蓄積された知識をシェアできる
-
ペアプロ
と略すとペアプログラミング
と同じニュアンスで単語を使える
特徴
- 顧客, 届ける相手のいるプロダクトでより力を発揮する
- 〇〇ちゃんbot, AIゲームのような楽しめるプロダクトでも大きく価値を発揮しそう
- もちろんビジネスとしてのアプリでも
- 「問題を解く」系のプロンプトの場合、エンジニアだけで十分な場合が多い
- プロンプトエンジニアリング以外の知識がそこまで必要ない為
やり方
- 開発環境と同じ制約のGUIを開く(OpenAI Playground等)
- ChatGPTとAPIではアプトプットや制約が変わるため、より近い条件で
-
Maximum Length
はデフォルトの256だと大抵足りないので、あげる
- オンラインなら画面共有して、いざプロンプトエンジニアリング!
コツ
- 回答のランダム性を下げてプロンプトの評価に重点を置くため
Temperture
を下げる - こっちのアウトプットの方がいい!もっとこういう文体にしたい!等感想に近い内容でも積極的に発言する
- 特に複数職種が参加している場合はどんどん発言しましょう!
最後に
この記事は、ペアプロンプトエンジニアリングという単語の起源主張することが目的です
(唯一引っかかるのは僕のTwitterです😁)