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RisingWave v2.7 のハイライト ― エージェント・アプリ・アナリティクス向けのイベントストリーミング

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概要

RisingWave v2.7 をリリースしました。本バージョンでは、Apache Iceberg との統合がさらに深化し、パフォーマンス・セキュリティ・運用面で幅広い改善が行われています。特に Iceberg を本番環境でより安全かつ容易に運用できるようになりました。また、バックフィル性能の最適化や LDAP 認証のサポートなども追加されています。

以下では v2.7 の注目ポイントを紹介します。すべての変更点は リリースノート をご覧ください。

Iceberg のベンデッド認証情報(Vended Credentials)

RisingWave は Iceberg の REST Catalog に対して ベンデッド認証情報 をサポートするようになりました。これにより、短期間のみ有効で自動更新される安全な認証情報を使って Iceberg ソースやシンクに接続できます。
catalog.type = 'rest'vended_credentials = true を設定することで、長期間有効な静的キーを設定する必要がなくなります。

この機能は、セキュリティの向上・認証情報管理の簡素化・モダンな Iceberg 環境との互換性の拡大に寄与します。

Iceberg シンク用の改良されたコンパクション戦略

従来のフルコンパクション(デフォルト)に加え、RisingWave は Iceberg シンク向けにより柔軟なコンパクション戦略を提供します:

  • スモールファイルコンパクション — 小さいファイルのみマージ
  • 削除ファイル対応コンパクション — 削除済みデータを含むファイルだけを書き換え

特に後者は、更新や削除が頻繁な Merge-on-Read テーブル に最適です。また、コンパクション実行条件やファイルサイズなどを細かく設定できます。

リフレッシュ可能な Iceberg テーブル

Iceberg のバッチテーブルを簡単に最新状態に保てるようになりました。

  • 即時リフレッシュには refresh_mode = 'FULL_RELOAD' を設定
  • 定期的な更新には refresh_interval_sec を設定

これらのジョブはシステムにより管理され、ステータスは rw_catalog.jobs テーブルから確認できます。

バックフィル性能の最適化

v2.7 では バックフィル処理(既存データに対するマテリアライズドビュー生成・更新)の性能が大きく向上しました。

インデックス選択(Index Selection)

RisingWave は、バックフィル時のスキャン処理に最適な インデックス を自動選択できるようになりました。
グループ化・結合キーに関連するインデックスを使うことで読み込みデータ量を削減し、キャッシュ効率を高め、初期化を高速化します。

これは enable_index_selection で制御され、デフォルトで有効です。

ローカリティバックフィル(Locality Backfill)※プレミアム機能

インデックス選択がスキャン段階を最適化するのに対し、ローカリティバックフィルは バックフィルパイプライン全体 でデータの局所性を保持します。
これによりデータシャッフルが減り、メモリ負荷を軽減し、全体のスループットが改善されます。

LDAP 認証のサポート

RisingWave は LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)認証をサポートするようになりました。
これは PostgreSQL の LDAP 認証 と互換性があり、simple bind および search+bind モードに対応します。
接続時の認証は HBA(host-based authentication)設定 を通じて行われます。

まとめ

RisingWave v2.7 には、Iceberg 統合の深化・バックフィル性能の向上・LDAP 認証サポートなど多数の改善が含まれています。さらに詳しい内容は v2.7.0 のリリースノート をご覧ください。

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