AtCoder Beginner Contest 176 A問題「Takoyaki」解説(Python3,C++,Java)

Ruteです！皆さんAtCoder Beginner Contest 176 お疲れ様でしたー！！
今回は、A問題・B問題・C問題早解きという、ABC164以来のABC早解きコンテストとなりました。
おそらく、「ABCを3完して撤退」という方も多かったと思います。

今回は、A問題・B問題・C問題の解説を3言語で解説していきたいと思います！！

各問題・解説へのリンク

A	B	C
この記事です！！	ABC 176 B	ABC 176 C

それでは、A問題の解説から始めます！！

問題概要

たこ焼き機は、一度に最大で$X$個のたこ焼きを作ることができる。作るのにかかる時間は個数によらず$T$分である。

$N$個のたこ焼きを作るためには何分必要かを出力せよ。

制約

・$1 \leq N,X,T \leq 1000$
・入力は全て整数

解説

解法1(天井関数の利用)

$N$個のたこ焼きを作るために必要なたこ焼き機の使用回数は$\lceil{\frac{N}{X}}\rceil$です。

(ここで、$\lceil{A}\rceil$は、Aの天井関数といい、具体的には$A$以上の最小の整数という意味を持ちます。)
よってそれに$T$を掛けたものが$N$個のたこ焼きを作るために必要な時間なので、これを出力すればよいです！！

解法2 (条件分岐の利用)

または、以下の様な条件分岐を考えても良さそうです。
・もし $N$を$X$で割った余りが0なら N/X*Tを出力し、そうでなければ(N/X+1)*Tを出力する。
以下、Python3,C++,Javaでの解答例を示します。
(Python3は解法1で、C++は解法2で解いたコードを解答例としています。)

各言語解答例

Python3での解答例

ABC176A.py

import math
n,x,t = map(int,input().split())
A = math.ceil(n/x)
print(A*t)

※mathというライブラリにあるceilという関数を用いて天井関数を求めています。

C++での解答例

ABC176A.cpp

#include<bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main(){
  int n,x,t;
  cin >> n >> x >> t;
  if (n%x == 0){
    cout << n/x * t << endl;
  }else{
    cout << (n/x + 1) * t << endl;
  }
}

Javaでの解答例

ABC176A.java

import java.util.Scanner;
public class Main{
  public static void main(String[] args){
    Scanner scan = new Scanner(System.in);
    int n = scan.nextInt();
    int x = scan.nextInt();
    int t = scan.nextInt();
    if (n%x == 0){
      System.out.println(n/x*t);
    }else{
      System.out.println((n/x+1)*t);
    }
  }
}