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【Python】AGC043A(問題読解力とDP)【AtCoder】

Last updated at Posted at 2020-03-24

しっかり問題は読んで理解しよう!
難しい問題文に出会ってもすぐに諦めないで!

#AGC043A
Difficulty:803
強敵!
でも以下のポイント2つをクリアすればこの問題はとける!
①問題読解力
②DP(動的計画法)

##①問題読解力
問題文の後半の「以下の操作」が頭に全く入ってこなかった!
ここでは「以下の操作」の解読をしていきます。
「以下の操作」の部分を問題より引用

4つの整数r0,c0,r1,c1(1≤r0≤r1≤H,1≤c0≤c1≤W)を選ぶ。
r0≤r≤r1,c0≤c≤c1を満たす全てr,cについて、(r,c)の色を変更する。つまり、白色ならば黒色にし、黒色ならば白色にする。

???

諦めないで!
とりあえず具体例を考えよう!
ノートとペンを用意!
※競プロにノートとペンは必須です!
【Python】ABC159D(高校数学nCr)【AtCoder】より

たとえば4*4のこんな図形だったとしましょう。
スクリーンショット 2020-03-25 0.09.55.png

とりあえず黒色と白色を塗ります。
スクリーンショット 2020-03-25 0.10.38.png

左上(0,0)がスタート、右下(3,3)がゴール。
途中経路として右か下しかいけません!
白が道。黒が障害物みたいな感じ。
今(0,0)から右に行こうか左に行こうか迷ってます!
ここで「以下の操作」の登場!

4つの整数r0,c0,r1,c1(1≤r0≤r1≤H,1≤c0≤c1≤W)を選ぶ。

r0,c0,r1,c1(rは行、cは列)は上記の条件で好きに(任意に)選んでいいみたいなので、
r0,c0,r1,c1 = 1,0,3,2
r,cは1以上(問題文では左上(1,1)スタート)となってますが、俺の画像はインデックスの関係で左上(0,0)スタートなので注意。
としてみると・・・
スクリーンショット 2020-03-25 0.25.02.png

r0≤r≤r1,c0≤c≤c1を満たす全てr,cについて、(r,c)の色を変更する。つまり、白色ならば黒色にし、黒色ならば白色にする。

スクリーンショット 2020-03-25 0.28.07.png 色が変わったよ!

これで「操作」は1回!

すると、なんともう操作をせずに右下まで行けちゃうルートができてる!
スクリーンショット 2020-03-25 0.29.18.png
なのでこの問題の答えは「1」回が正解となります。

ここからわかることは、黒色(障害物みたいなもの)が繋がってたら、1回の「操作」で白色(道)に変えられる!

ということです!

ここ理解できれば、あとはプログラムを実装するだけになります!

おまけで雑談ですが、
コンテスト本番で、問題を早く正確に理解(解読)できるようにするためには
問題読解力をあげていくことが必要です。
問題読解力の上げ方は以下の2つだと個人的に思っています。

  • A:日本語の難しい問題を多くこなす(似たパターンが解けるようになる)
  • B:日本語の難しい問題に出会った時に、すぐに解説を見ずに(逃げずに)ノートとペンを使って考える癖をつける(実戦でしか身につかない)

##②DP(動的計画法)
①が長かったですが、
①の内容を理解した上で②はDPの基本中の基本さえ理解できていれば、この問題は解けるはず!

※「DPの基本中の基本」の俺の中の基準は以下のかえるくん問題2問が解けるかどうか

考え方的には、

  • 1行目と1列目は別で考える(俺の中ではdpmapの初期値を設定しているイメージ)
  • 2行目・2列目以降は上からきたパターンと左から来たパターンのそれぞれの操作回数の小さい方を2次元配列のdpmapに入れていく感じ
  • 最終的な答えはdpmapの右下(dpmap[-1][-1])

##①+②

まとめると、こんな感じになるかな〜。 

test.py
def LI(): return list(map(int,input().split()))
H,W = LI()
S = [input() for _ in range(H)]
dp = [[-1]*W for _ in range(H)]
for i in range(H):
    for j in range(W):
        judge = 1 if S[i][j]=='#' else 0
        if i==0: #0行目
            if j==0:
                dp[0][0] = judge
            else:
                dp[0][j] = dp[0][j-1]+judge*(0 if S[0][j-1]=='#' else 1)
        else: #0行目以外
            if j==0:
                dp[i][0] = dp[i-1][0]+judge*(0 if S[i-1][0]=='#' else 1)
            else:
                temp1 = dp[i][j-1]+judge*(0 if S[i][j-1]=='#' else 1)
                temp2 = dp[i-1][j]+judge*(0 if S[i-1][j]=='#' else 1)
                dp[i][j] = min(temp1,temp2)
print(dp[-1][-1])

この問題はアルゴリズム自体の難易度はそれほど高くない(2次元配列にしているくらいでDPの基本レベル)のに、
問題文が難しくてDifficultyがはねあがってる。
逆に言うと、問題読解力をあげる事ができればレート一気にあがりそう!!!
がんばろ!

おわり!

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