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「Raspberry Pi 3」に「Ubuntu 16.04」を入れる(備忘録)


前置き

今回、Raspberry Pi 3にUbuntu 16.04を入れるにあたって、躓く事が多かったので備忘録として残します。

※ 他の環境において、不具合が発生する可能性があります。


本記事の環境

Raspberry Pi 3 本体

Ubuntu 17.10 導入済みのPC

MicroSDHC 16GB


インストール


イメージのダウンロード

上田ブログさんがバグフィックス済みイメージを配布してくださっているので、こちらの記事からダウンロードする。

※ 消えた時のためにミラーを置いておきます。


UbuntuによるSDカードへの書き込み


  1. SDカードをアンマウント

  2. 「ファイル」を立ち上げる

  3. 上記でダウンロードしたイメージのxzファイルをダブルクリック

  4. イメージのリストア画面が開くので、SDカードを指定してリストア(イメージの書き込み)


パーティションの拡張

イメージサイズは8GB。

勝手に拡張されるか分からなかったので「GParted」でext4領域を拡張。


Raspberry Pi 起動後にすること


ログイン

ラズパイにSDカードを挿して、起動したらCLIのログイン画面が表示される。

IDとパスワードは初期の"ubuntu"。


ブートローダと解像度の変更

apt-get upgradeで起動しなくなるのを防ぐため、初期のブートローダの「uboot」から「vmlinuz」に変える。

それと、GUI導入時のために解像度をモニターに合わせる。

hdmi_grouphdmi_modeRPiconfig(eLinux wiki)を参照して変更してください。

下記をコメントアウト


/boot/firmware/config.txt

kernel=uboot.bin


下記を追記


/boot/firmware/config.txt

kernel=vmlinuz

initramfs initrd.img followkernel
-----中略-----
device_tree_end=0x8000
-----中略-----
hdmi_group=2
hdmi_mode=16

結果


/boot/firmware/config.txt

# kernel=uboot.bin

kernel=vmlinuz
initramfs initrd.img followkernel
-----中略-----
# set extended DT area
# device_tree_address=0x100
# device_tree_end=0x8000
device_tree_address=0x02008000
device_tree_end=0x8000
-----中略-----
# hdmi_group=1
# hdmi_mode=1
hdmi_group=2
hdmi_mode=16

再起動して、起動時にフルカラー表示が出れば成功。

参考:Raspberry Pi 3 の Ubuntu を設定する(Qiita)


アップデートの参照先の変更

アップデートの参照先をJPサーバーに変更してアップデートの速度を早くする。

/etc/apt/sources.listの中身をいじるので、間違えたらaptコマンドが使えなくなります

壊したとき直せる自信がない人はやめときましょう

下記のように書き換える。


/etc/apt/sources.list

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ xenial main restricted universe multiverse

deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ xenial main restricted universe multiverse

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ xenial-security main restricted universe multiverse
deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ xenial-security main restricted universe multiverse

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ xenial-updates main restricted universe multiverse
deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ xenial-updates main restricted universe multiverse

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ xenial-backports main restricted universe multiverse
deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ xenial-backports main restricted universe multiverse


参照:Raspberry Pi 3 に Ubuntu 16.04 LTSをインストールする(Ubuntuカーネル編)(技術評論社)


アップデート


Command_Line

sudo apt-get update

sudo apt-get upgrade


GUIの導入

ubuntu-desktopを実行しようとするとcompiz・unityによるバグでまともに扱えない。

今回はubuntu-gnome-desktopで妥協。

下記のコマンドを実行してランゲージパックとデスクトップの環境をインストール


Command_Line

sudo apt-get install ubuntu-gnome-desktop fonts-takao language-pack-ja language-pack-gnome-ja ibus-mozc


参考:Raspberry Pi 3 に Ubuntu 14.04 LTSか16.04 LTSをインストールする (GarretCafe ブログ)


おまけ

本題とは関係ないけど、まとめておいた方が楽な事を書いておく。


hostnameの変更

下記を追記


/etc/hosts

127.0.0.1 <HostName>


※<>の中身は環境に合わせて変えてください


パスワードの変更

下記のコマンド実行後新しいパスワードを二回入力


Command_Line

sudo passwd ubuntu



Chromium-Browserの導入

Raspberry Piでは、ubuntu-desktopなどに標準搭載されているfirefoxが使えません。

iceweaselをインストールしようとしても最新のfirefoxがインストールされるので、今回はchromium-browserで妥協。


Command_Line

sudo apt-get install chromium-browser


※ パッケージが見つからなかったらapt-get updateなどを試してください。


イメージのバグフィックス

本記事で使用した上田ブログさんのイメージでは/var/log/lastlogが消えている。

echoだと上手くいかなかったのでtouchを使って空のファイルを作成。


Command_Line

sudo touch /var/log/lastlog



後書き

こうして手順を並べるととても簡単なのですが、Raspberry PiにUbuntuを入れる記事自体が少ないし、情報が少し古い上に、それぞれ書かれていることが微妙に違うので、とても時間と労力が掛かりました。

同じ苦労をしないために、どうぞお役立てください。

なお、上田ブログさんのイメージを使わない場合の手順もありますので、要望がありましたらお伝えください。改稿するか、新しく記事を認めます。


参考資料