大切な前置き
この設定は Raspberry Pi に Ubuntu 16.04 を設定する場合の話です。Raspbianはしりません。MATEでもありません。ここにあるUbuntu 16.04です。
u-bootは切っておく
この記事の Booting the official Pi 2 image on the Pi 3 に従って、ubootからvmlinuzに変えておく。やっとかないと apt-get upgrade
で起動しなくなる。
/boot/firmware/config.txt
の下記はコメントアウト
#kernel=uboot.bin
下記を追記
kernel=vmlinuz
initramfs initrd.img followkernel
device_tree_addressもコメントアウト
# set extended DT area
#device_tree_address=0x100
device_tree_end=0x8000
再起動して上がる事を確認する。起動時にフルカラー表示が出ればOK
apt-get upgradeしておく
有線LANをつないで、このタイミングやっておくのが無難
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
再起動しておく
WiFiを設定する
この段階で ifconfig -a
しても wlan0 は表示されなくなってしまっているので、このページの対処に従ってKernel Moduleを復活させておく
cd /lib/firmware/brcm/
sudo wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm80211/brcm/brcmfmac43430-sdio.bin
sudo wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm80211/brcm/brcmfmac43430-sdio.txt
設定後に再起動すると ifconfig -a
したとき wlan0 が表示されるようになる
sudo apt-get install wireless-tools wpasupplicant
で設定に必要なツール類をインストールする。その後にSSIDとpassphraseを流し込む。下記のコマンドで括弧ごと自分のSSIDとpassに置き換える
sudo sh -c "wpa_passphrase [SSID] [passphrase] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"
/etc/network/interfaces
は下記のようにwlan0に関連する行を追記する。今回はDHCPとしている。
# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wireless-power off
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
これで、再起動時にWiFiを掴むようになる
おまけ:オフライン起動の高速化
オフラインで起動しようとすると A start job is running for raise network interfaces
とか出て5分も待たされるので15秒くらいに縮める。
/etc/dhcp/dhclient.conf
のtimeoutを下記のようにでもしておけば15秒になる
timeout 15
おまけ:液晶の最適設定
RaspberryPiの液晶は買いまくったけど、SPI接続はUbuntu 16.04では使い方が解らなかったので却下。HDMIの製品から選ぶ。OSOYOOだとこれとかは 使えない
こっちなら使える。でも、1920x1280は対応入力解像度であって実解像度は低い。ケースは綺麗なんだけど全体が覆われて Raspberry Pi 3 は放熱出来なくてつらい。
こっちがおすすめ。これは安っぽいけど外壁が無いので放熱できる
設定どちらも下記が、読める字の限界設定だと思う。
/boot/firmware/config.txt
の下記を変更する
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
hdmi_group=2
hdmi_mode=14
以上、毎回解らなくなって時間を浪費するのでメモとして残しておく