SEOとは
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)
検索エンジンを使ったマーケティング戦略のひとつです。Googleなどの自然検索結果で自社のページが表示されることにより、サービスや商品を知らないユーザーがページを見て検討する機会を創出します。
検索エンジン
検索ユーザーが情報を探すためのプラットフォーム(媒体)のことです。検索ボックスにキーワードを入力することで、そのキーワードと関連性の高いWebページや画像などの情報を検索結果に返し、一覧表示する仕組みを持つシステムのことを指します。
例 Google、Yahooなど
日本における検索エンジンの具体的なシェアは下記のとおりです。
※現在YahooはGoogleの検索技術を使っており、双方の検索結果はほとんど同じなため、実質としてはGoogleがほぼすべてを占めていると言えます。
- 1位 Google:77.06%
- 2位 Yahoo:17.94%
- 3位 bing:4.57%
- 4位 DuckDuckGo:0.16%
- 5位 Baidu:0.15%
- 6位 YANDEX:0.03%
SEOメリット・デメリット
- メリット
- 検索結果を通じて自社のサービスや商品を知らないユーザーと接点を持つこと
- ユーザーのアクセス数に応じて費用が発生しない
- デメリット
- 世の中に存在しない新しい商品は検索されるキーワードが存在しない
- 改善施策を実装しても検索エンジンに評価されるのに時間がかかる
- 外的要因(他のサイトの施策)によって順位が変動してしまう
ユーザーの行動を理解する
ユーザーは情報を取得しながら検索を繰り返し、店舗予約や購入など目的を達成できれば検索を終了します。
商品購入までの流れの例
https://www.irep.co.jp/img/2019/0722/20190722_blog_img2.png
ユーザーがどのようなキーワードで検索してどのような情報を得たのかという過程を理解し、ユーザーが検索行動に移るきっかけを考えることが重要です。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンは「クローラー(ボット)」「インデックス」「検索アルゴリズム」の3つのステップで決定しています。
- クローラー(ボット)
インターネット上に存在する無数のWebページを、リンクを辿ることで情報収集(おもにhtmlなど)する仕組みのこと - インデックス
収集した情報をデータベースに分類・登録すること。インデックスされていなければランキングの対象にはならず、検索結果として表示もされません。 - 検索アルゴリズム
インデックスした情報をそれぞれの検索キーワードに合わせて最も適切だと判断した順番に並べる仕組みのこと。キーワードに対して関連性が強く、かつ評価の高いページから順番に検索結果に並べられる。
Google検索エンジンの様々な機能
-
オーガニック(自然)検索
ユーザーが検索したキーワードに対するリスティング広告を除いた検索結果のことです。
検索エンジンによる純粋な検索結果を指しており、上記で説明してきたGoogleの評価に基づいてランキングされ、表示されています。 -
リスティング広告
あるキーワードを検索した際、連動して検索結果に表示される「検索連動型広告」を指し、検索ユーザーのクリック数に応じて課金される広告「PPC広告(クリック課金型広告)」の一種です。
オーガニック検索と自然検索は下記のように表示されます。
Webページの作成で意識すべきこと
ページはこのようにヒエラルキー構造で成り立っています。上に行くほど影響は大きいですが、下に行くほど対策すべき内容が多くなるので、結果としてどれも重要だと考えられます。
https://keywordmap.jp/academy/wp-content/uploads/2021/02/7-20210202190454.png
タイトル(titleタグ)
検索結果にも表示されることからも分かるように、検索エンジンがページ内容を理解する上で大切な要素です。
- タイトルに目標キーワードを入れることで、順位獲得を図る
- 対策キーワードはタイトルの左寄せが原則
- タイトルの文字数は40文字程度(あくまでも目安)
見出し(h2〜h6タグ)
ピラミッドの真ん中に位置する見出しは、章や節として機能しています。以下のようにコンテンツの要素を論理的に分割して使用することで、各セクションのテーマを把握します。
- コンテンツをセクションごとに分割する役割の「大見出し(段落)」(h2)を使用
- 大見出し(段落)に付随したグループは「小見出し(節)」(h3~h6)を使用
本文
ページの大部分を占める要素です。
本文は検索エンジンのコンテンツ解析力が向上しているため、重要度が上がってきています。そして、記事を下支えしている本文が見出しの評価を上げて、見出しの評価が上がるとタイトルの評価が上がります。パワーは下から上に繋がると考えてください。
上位表示できる記事は、タイトルに対して見出しがしっかりと構成され、見出しに対して本文が作りこまれた、ロジカルに土台のできた記事です。
このようにヒエラルキー構造を理解したページを作成しましょう。
参考