本番で運用するときには、稼働中のDockerコンテナに対して操作をします。
その時に使えるコマンドをまとめます。
稼働コンテナへの接続
$ docker container attach コンテナ識別子
終了させる時は、Ctr+PかCtr+Qキーを入力します。
稼働コンテナへのプロセス実行
$ docker container exec [オプション] コンテナ識別子 実行するコマンド [引数]
オプション | 説明 |
---|---|
--detach, -d | コマンドをバッググラウンドで実行する |
--interactive, -i | コンテナの標準入力を開く |
--tty, -t | false |
--user, -u | ユーザ名指定 |
docker container execコマンドは、起動中のコンテナにのみ実行できます。
停止中のコンテナは、docker container start コマンドを使ってコンテナを起動します。
稼働コンテナへのプロセス確認
$ docker container top コンテナ識別子
実行しているプロセスのPIDとUSERと実行しているコマンドが表示されます。
稼働コンテナのポート転送確認
$ docker container port コンテナ識別子
コンテナの名前変更
$ docker container rename
名前変更できたかを確認するには、
$ docker container ls
をします。
コンテナ内のファイルをコピー
$ docker container cp コンテナ識別子:コンテナ内のファイルパス ホストのディレクトリパス
$ docker container cp ホストのファイル コンテナ識別子:コンテナ内のファイルパス
コンテナ操作の差分確認
$ docker container diff コンテナ識別子
変更の区分
区分 | 説明 |
---|---|
A | ファイル追加 |
D | ファイル削除 |
C | ファイル更新 |