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Kubernetesのサーバ構成、アプリケーションの構成を基礎をまとめる

Last updated at Posted at 2020-05-31

Kubernetesとは?

複数のホストを束ねてDockerを利用するためのオーケストレーションツール。
分散環境において、透過的にコンテナにアクセスすることができる。

Kubernetesの主な機能

  • 複数サーバでのコンテナ管理
  • コンテナ間のネットワーク管理
  • コンテナの負荷分散
  • コンテナの監視
  • 無停止でのアップデート

Kubernetesのサーバ構成

スクリーンショット 2020-05-31 11.31.23.png

マスターサーバ

Kubernetesクラスタ内のコンテナを操作するサーバ。
コマンドを使って、クラスタの構成やリソース操作をする。
複数台からなる分散したノードをまとめて管理することができる。

バックエンドデータベース

etcdと呼ばれる分散キーバリューストア(KVS)を使って、クラスタの構成情報を管理。
クラスタを構築するための設定情報が書き込まれている。
マスターサーバ上に構築するケースもある。

ノード

実際に、Dockerコンテナを動作させるサーバ。

アプリケーションの構成管理

Pod

Kubernetesでは、複数のコンテナをまとめて「Pod」として管理する。

  • Podがアプリケーションのデプロイの単位になり、Podの単位でコンテナの作成、開始、停止、削除などの操作を行う。
    そのため、Webフロントサーバとデータベースサーバなどの役割の異なる機能を1つのPodに格納してはいけない。
  • Pod内の複数のコンテナで仮想NICを共有する構成をとるため、コンテナ同士がlocalhost経由で通信できる。
  • 共有ディレクトリを介してログ情報をやりとりすることもできる。
  • ノードの中には、複数のPodが配置

ReplicaSet

Kubernetesクラスタ上であらかじめ指定されたPodを作成/起動しておく仕組み
= 「クラス上に決められた数のPodを必ず起動しておくもの」

  • ReplicaSetは起動中のPodを監視し、障害など何らかの理由で停止してしまった場合、該当のPodを削除し、新たなPodを起動
     = Podが必要な数だけ起動した状態をクラスタ内に作る役目
  • クラスタ内にPodをいくつ起動しておくかの値を「レプリカ数」と呼ぶ
  • Podの数を動的に変更してオートスケールを実現することも可能
  • ReplicaSetにより、アプリケーション開発者はデプロイしたPodがどのような状態かを気にすることが必要なく、常に指定した個数だけPodが起動した状態をKubernetesが維持してくれる

Deployment

PodとReplicaSetをまとめたもので、ReplicaSetの履歴を管理する。

  • ReplicaSetのテンプレートを持って、それでReplicaSetを作る。
  • 履歴を管理できるので、バージョンを戻すっていったこともできる
  • ReplicaSetの作成や更新を定義する

ネットワークの管理

Kubernetesクラスタ内で起動したPodに対して、外部からアクセスするときはサービスを定義する
サービスはKubernetesのネトワークを管理するもの。

サービスによって割り当てられるIPアドレスには、ClusterIPとExternalIPがある。

Cluster IP

クラスタ内のPod同士で通信するためのプラベートIPアドレス。
クラスタ内のPodからClusterIPに向けたバケットは、後述するノード上のProxyデーモンを受け取って、宛先のPodに転送される。

External IP

外部のクライアントから接続するためのパブリックIPアドレス。
新規にPodを起動すると、既存のサービスのIPアドレスとポート番号は、環境変数として参照できるようになる。

Labelによるリソースの識別

Kubernetesではリソースを識別するためにランダムな名前が内部で自動に付与される。
それだと、わかりにくいので、Labelを付けて管理ができます。

参考

プログラマのためのDocker教科書

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