1. sipsの基本的なこと
sipsは、"scriptable image processing system"の略で、macOSのターミナルから画像を操作するためのコマンドラインツールだ。GUIアプリケーションを開くことなく、画像のサイズ変更、回転、フォーマット変換、プロパティの取得といった処理をバッチで行うことができる。
2. よく使うオプション
sipsには多くのオプションがあるが、ここでは特に頻繁に使われるものをリストアップする。
-
-z <height> <width>: 画像を指定した高さと幅にリサイズする。元の画像の縦横比は維持されない。 -
-Z <size>: 画像の最大辺を指定したサイズにリサイズする。縦横比は維持される。 -
-s <scale_factor>: 画像を指定した倍率で拡大・縮小する。例:-s 0.5で半分のサイズになる。 -
-r <angle>: 画像を反時計回りに指定した角度で回転させる。例:-r 90で90度回転。 -
-f <format>: 画像のフォーマットを変換する。例:-f pngでPNG形式に変換。- サポートされているフォーマット:
jpeg,tiff,png,gif,jp2,pict,tga,bmpなど。
- サポートされているフォーマット:
-
-o <output_file>: 変換後の画像を指定したファイル名で保存する。 -
-p <property_name>: 画像のプロパティ(メタデータ)を取得する。例:-p pixelWidthで画像の幅を取得。 -
--addProfile <profile>: カラープロファイルを画像に追加する。
3. 使用例
いくつかの具体的な使用例を提示する。これらの例を応用すれば、多くの画像処理タスクを自動化できる。
例1:画像のサイズを一括で変更する
現在のディレクトリにあるすべてのJPG画像を、長辺が500ピクセルになるようにリサイズする。
sips -Z 500 *.jpg
例2:画像のフォーマットを変換する
image.pngをimage.jpgに変換する。出力ファイル名を-oオプションで指定する。
sips -s -f jpeg image.png --out image.jpg
例3:画像を指定したサイズにリサイズして保存する
photo.jpgを高さ300ピクセル、幅400ピクセルにリサイズし、photo_resized.jpgとして保存する。
sips -z 300 400 photo.jpg --out photo_resized.jpg
例4:画像を指定した角度で回転させる
image.pngを90度反時計回りに回転させる。
sips -r 90 image.png
例5:画像の幅と高さを確認する
photo.jpgの幅と高さを取得する。
sips -p pixelWidth -p pixelHeight photo.jpg
これにより、手作業で行っていた多くの画像処理タスクを、一瞬で終わらせることができる。この手順に沿って実践すれば、生産性は飛躍的に向上するはずです。
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