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[シリーズ 全2回] オンプレでの動的プロビジョニング用 NFS サーバの構築手順メモ |
概要
Kubernetes (k8s) の動的プロビジョニングの動作確認のために、
下表の通り PC 2台を準備して、オンプレ上に NFS を構築した.
本記事では NFSサーバ側のセットアップ手順を記す.
No | 用途 | k8sノード名 | 形態 | IP | OS | NIC | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | k8sマスタ | PC1 | 物理ホスト | 192.168.10.115 | Ubuntu18.04 | eno1 | NFSサーバ にする |
2 | k8sノード | node01 | 物理ホスト | 192.168.10.84 | Ubuntu18.04 | eno1 | NFSクライアントにする |
参考にしたサイトおよび書籍
URL | 備考 |
---|---|
https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_20.04&p=nfs&f=1 | |
15Stepで習得 Dockerから入るKubernetes | K8s だけでなく、Ansible, Vagrant, GlusterFS のことなども学べる. |
https://github.com/takara9/vagrant-k8s |
『15Stepで習得 Dockerから入るKubernetes』の著者が公開されている GitHub. Vagrant や Ansible コードを公開してくださっている. |
https://github.com/takara9/vagrant-kubernetes | 同上 |
https://github.com/takara9/codes_for_lessons | 同上 |
環境
物理ホスト
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=18.04
DISTRIB_CODENAME=bionic
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 18.04.4 LTS"
手順
1. No 1 の 物理PC に NFS サーバをインストールする
No | 用途 | k8sノード名 | 形態 | IP | OS | NIC | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | k8sマスタ | PC1 | 物理ホスト | 192.168.10.115 | Ubuntu18.04 | eno1 | NFSサーバ にする |
$ sudo apt install -y nfs-kernel-server
2. 1 でインストールした NFSサーバのセットアップをする
2-1. /etc/exports に公開先を記す
/export 192.168.10.0/16(rw,fsid=0,insecure,no_subtree_check,async) 172.24.20.0/24(rw,fsid=0,insecure,no_subtree_check,async)
2-2. 公開ディレクトリ「/export/nfs」を作成する
$ sudo mkdir /export/nfs
(検証用なので) クライアント側は誰でも書き込みできるようにしておく
$ sudo chmod -R 777 /export/nfs
2-3. NFSサーバを再起動させる
上述の設定を有効にする.
$ sudo systemctl restart nfs-server
2-4. 「/export」が公開されたことを確認する
$ sudo exportfs
/export 192.168.10.0/16
/export 172.24.20.0/24
$ sudo exportfs -v
/export 192.168.10.0/16(rw,async,wdelay,insecure,root_squash,no_subtree_check,fsid=0,sec=sys,rw,insecure,root_squash,no_all_squash)
/export 172.24.20.0/24(rw,async,wdelay,insecure,root_squash,no_subtree_check,fsid=0,sec=sys,rw,insecure,root_squash,no_all_squash)
以上